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何のための“情報化” -podcast対応版-

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podcast: 20050709.mp3
造語です。僕が“情報化”を考えている時に、出てきた言葉です。

“情報化”とは「現実世界を編集可能な状態にすること」のひとつの手段だと思っているのです。
 例えば、山中湖村のコンビニだけがわかるように…と考えたとします。これを現実の世界でやろうとすれば、湖の周りの森を切り倒し、コンビニ以外の建物をぜ〜んぶ焼き払えば、コンビニだけがくっきり・はっきり見る事ができますが…まず実現できません。仮にできたとしてもたった1度。しかもその後には惨憺たる山中湖村があるだけです。
しかし…ちょっと考えてみてください。現実世界を「地図」という表現方法で情報化したもの上に、コンビニだけ赤い点をつけることは、むつかしいことではありませんね。あるいは紙切れに[コンビニ]と書いて、地図の上にあちこち置き直しながらシミュレーションすることも、簡単にできます。現実世界では一度建てたコンビニを移動することは…まず不可能です。

 このように、現実のモノやコトなどを、一度、情報としてシンボル化すれば、移動も、並べ替えも、簡単にできるのです。人間関係を考えるとき、紙に名前を書いて、矢印を書いたり、線で囲んだり…いろんな編集作業をすることができます。これらは、すべて現実世界を『情報化』することで可能となるです。

 『情報化』の手法には、文字にする、図にする、地図にする、年表にする、写真や映像にする、録音する…様々な方法がありますが、すべて現実世界あるいは現実にはない世界すらも、『情報化』によって編集可能にすることができるのですね。

 という訳で、『情報化とは、現実世界を編集可能にするための一つの方法』であると、僕は考えているのです。『可編集化』とは、そういう意味の造語です。そして現実世界を編集可能にすることで、世の中を変えるための様々なシミュレーションを行うことができるようになります。さらに言えば、他人に造られた世界に盲従することから、自分自身が自分自身のマスターとなって社会を生きることができるようになり、自分から社会に働きかけながら、より能動的(アクティブ)な人生を送ることができるようになる….第一歩が『情報化』なのだと、僕は考えています。

 それだけに、編集出来ない状態のものは『情報』ではない…とも思っているのです。

さて…それではここで質問です。
「可編集化」の手法として『情報化』の他に、もう一つの手法があります。
それはいったい….何でしょうか? 答えはとっても簡単です。

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