この文章は、「図書館」(仮称)リ・デザイン会議に向けて書いた文章を加筆修正しながら書き足していくものです。2021年ならびに2022年の今という時代から30年後50年後をイメージしながら、バックキャスティングのための思考訓練的のようなもの…とおもっていただいても良いかと思います。
- 図書館という種の絶滅
- 2021年までの状況
- 未来年表
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2023年 (令和5年)
- 2024年 (令和6年)
- 2025年 (令和7年)
- 2026年(令和8年)
- 2027年(令和9年)
- 2028年 (令和10年)
- 2029年 (令和11年)
- 2030年 (令和12年)
- 2031年(令和13年)
- 2032年(令和14年)
- 2033年(令和15年)
- 2034年(令和16年)
- 2035年 (令和17年)
- 2036年(令和18年)
- 2037年(令和19年)
- 2038年(令和20年)
- 2039年(令和21年)
- 2040年(令和22年)
- 2041年(令和23年)
- 2042年(令和24年)
- 2043年(令和25年)
- 2044年(令和26年)
- 2045年(令和27年)
- 2046年(令和28年)
- 2047年(令和29年)
- 2048年(令和30年)
- 2049年(令和31年)
- 2050年(令和32年)
- 図書館に影響する時代の変化とテクノロジー
- 少子高齢化社会と人生100年表時代の到来
- 公立図書館とシェアリングエコノミー
- 持ち込みメディア再生館としての図書館利用
- 空間/場所としての図書館のありかた
- メーカースペース/FabLibとしての図書館利用
- 図書館はAIをどのように導入していくか
- 図書館ロボット利用史
- 図書館XR導入史
- 知の道具御三家+
- 本の変化/出版の変化について
- AI支援による作家活動の変化、著作/執筆の変化
- 図書館へのブロックチェーン技術の導入史
- 独立社会教育法人/一般社団法人◯◯市生涯学習推進機構
- 図書館職員の働き方改革史
- 出版のカタチ、読書のカタチの歴史
- 「図書館」(仮称)に対する名称変更の変遷:言い換えの考察
- 一緒に考えてくれる存在
- プログラマブル・レファレンスサービス:
- プログラマブル図書館サービス
- ライティングのためのプログラミング言語が生まれる
- AIがレファレンスプログラミング言語とライティングプログラミング言語を用いて、自動執筆システムが誕生する。
- 活字からオーディオブックへ
- ブロックチェーン技術による著作物利用の進化
- 図解本の登場
- 図書館DX(デジタルトランスフォーメーション)
- 図書館のメイカースペース化
- 図書館とコミュニティ
- 大学の生き残り戦略
- 2021年の選択として
- 2021年 図書館は自館からの情報発信のために、メディアを持つことはほとんど起きなかった。
- ミレニアル世代を対象とした図書館サービス
- Z世代を対象とした図書館サービス
- α世代を対象とした図書館サービス
- 志向として
図書館という種の絶滅
令和32年2050年3月31日、令和31年度の最後の日をもって、◯◯◯市立図書館が閉館した。これをもって日本の公共図書館と名づけられた施設は絶滅した。翌日の新聞には、地方紙の地域ページに少しだけ記事として載せられていたが、実にあっけない終わり方だったと思う。
2021年までの状況
あの2020年以降、一時期は盛り上がった図書館をリ・デザインしようという取り組みは、その後意外な展開をみせて進んだ。明治維新後に外国から取り入れた図書館、戦後図書館法が制定されて新しい図書館づくりが日本各地で展開され、特に「市民の図書館」以降は日本の高度経済成長期ともあいまって自治体の税収増、人口増などにより図書館が大きく成長し、日本全国の自治体に公立図書館が生まれた。しかしながら、バブル経済崩壊により日本の高度経済成長が止まり、失われた10年とも20年ともいわれる時代の中で、ゲームなどの台頭による暇つぶし的な読書から人は離れ、インターネットの登場やスマートフォンの登場などが登場。出版不況などもおこり単行本だけでなく週刊誌さえも廃刊がつづいていた。
そして公立図書館に最後の打撃を与えたのが新型コロナウイルスのまん延であったことは誰の目にも明らかだ。感染拡大防止のための開館時間の短縮化などもあいまって、図書館利用者は激減。一般的な商業施設ならばとうの昔に閉館すべきところをかろうじて公費にって運営されている図書館は存続はしていたものの、その利用者指数であるところの来館者数も貸出数も大幅に減少した。そして悲劇は日本政府が新型コロナウイルス終息宣言を出した後に起きた。それまで耐え難きを耐え、忍び難きを忍んできた飲食店などにはお客が戻る一方で、公立図書館の利用者はほとんどまったく戻ることがなかったのだ。コロナ禍の開館時間制限によって、多くの住民は「結局図書館がなくても大して困らなかった」ことに気がついてしまったのだ。
本好きの人は、すでにアマゾンキンドルなどで電子書籍を書い、映画もネットフリックスなどの配信サービスで事足りてしまった。月々のサブスクリプション代は、そう…図書館まで出向く電車賃などの交通費を考えたら本やDVDを借りることは無料であってもトータルでのコストパフォーマンスは自宅での電子書籍や配信サービスの方が安上がりになってしまったのだ。
未来年表
2021年(令和3年)
- 東京オリンピック/パラリンピック開催
- 度重なる緊急事態宣言/まん延防止措置で国民が疲弊するとともに図書館の利用制限による貸出数実質的利用者数等の激減。
2022年(令和4年)
- 公共図書館のVR化がはじまる
- 台風◯号と△号の連続上陸により、◯◯市立図書館A分館並びにB分館が天井まで水没。多くの図書館が床上浸水の被害を受ける。以降、ほぼ毎年のように浸水被害にあう公立図書館がニュースになる。
- 自然災害から資料や展示を守ることについての意見交換が生まれはじめる。これまで被災後の救援活動を対象とするsaveMLAKの活動が、被災前の平時からの備えとして図書館の事前防災に関心が集まり始める。
2023年 (令和5年)
- 図書館流通センターによるバーチャル図書館のオープン
- スマートグラス発売、スマホから乗り換えというよりも、スマホの外部ディスプレイとしての利用がはじまる。
- シェアリング索引プロジェクトJapanINDEXが民間団体の呼び掛けによりスタート
- 図書館システムがAPIをもちはじめるえ
2024年 (令和6年)
- 図書館法改正: テレワーク/リモートワークの仕事場としての公共図書館の利用が法的に認められる。
- 著作権法改正: 第31条はスマホが個人持ち込みの複写機器として解釈され合法に。
- あわせて、「事前防災」を目的としてた図書館資料のデジタル化に、権利者の許可が不要となる。(地域資料デジタル化ブームになる)
- JapanINDEXが図版のキャプションに対応。図版の検索が可能に。
- 図書館API標準化作業は始まる。
2025年 (令和7年)
- 大阪万博開催。未来の図書館・未来の博物館が好評。
- リモートライブラリアン(人によるレファレンスサービス)の登場し、ひとりのライブラリアンが複数の公立図書館をかけもりでリモートレファレンスを対応するようになる。
- 公立図書館が地域のテレワーク拠点として活用され利用者増となる
- スマホからスマートグラスへの移行が50%を超える
- AIによる選書サポートサービス開始。人間職員は「承認」すれば良いだけになる。
- 少子高齢化に伴う学生数の減少により地方大学の倒産件数が増大。生き残りをかけた大学は、ラーニングコモンズに加え、一般社会人も利用できるワーキングコモンズを併設。大学図書館や学食、購買の利用もできるとあって人気スポットに。
- 図書館向け音楽配信サービスが始まる。
2026年(令和8年)
- テレワーク/リモートワーク、副業などの場所として民間のコワーキングスペースが全国各地にオープン。多くのコワーキングスペースが本棚を持ちブックシェアリングが始まる。
- コワーキングスペースの無い地域では図書館がテレワークの拠点になるも「仕事で使う」ことを図書館法では認めていないことが問題となる。 ※図書館法においては図書館は「一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーシヨン等に資することを目的とする施設」で、この“等”にいわゆるテレワーク、リモートワークなどの仕事で使うことを含んでいるのか、いないのか。ビジネス支援は飽くまでもレファレンスサービスの内容としての対応であったことを考えると、図書館でテレワークが法的に認めら得るのか否か。
2027年(令和9年)
- AIキャラクターのキズナアイ、司書・学芸員資格を取得。AIライブラリアン、AIキュレーターの登場
- おおよその図書館システムが標準化された図書館APIを採用
2028年 (令和10年)
- 日本ではじめてドローンによる貸出(配達)サービスをする図書館第一号の登場
2029年 (令和11年)
- スマートグラスの普及率が80%を超える。
- 図書館向けサブスクリプション動画配信サービスが始まる。
2030年 (令和12年)
- リモートライブラリアンからAIライブラリアンへの完全移行/AIによる日本語朗読サービス
- SDGs から図書館の位置付けが重要視されるものの予算削減は止まらない状況
- 空飛ぶタクシービジネスが始まる
2031年(令和13年)
- GIGAスクールがはじまって10年の節目。子供たちの読書は紙の本から電子図書へとすすむ。
- バーチャル図書館とドローン配送による「新しい移動図書館」が誕生。
2032年(令和14年)
- 国立国会図書館が新しいサービスを開始-たぶん「全文検索 JapnBooks(仮称)」あたり
- 国民学習通帳がブロックチェーン技術を導入してスタート。学校の成績や読書履歴だけでなく、各種資格取得も記録される。
2033年(令和15年)
- 日本政府によるテレワーク推進が加速。図書館職員や学校教員のテレワークがスタート。
2034年(令和16年)
- 学校から紙の教科書が消える
- 手のひら学校図書館サービスがはじまる
- 学校教育の通知表をクラウド化、ブロックチェーン技術により改ざん不可に。併せて、学校時代の読書履歴も記録される。
2035年 (令和17年)
- 自治体がバーチャル図書館サービスを購入し市民サービスとして提供を開始
2036年(令和18年)
- 南海トラフ連動地震による『西日本大震災』とその45日後に起きた『富士山噴火』により日本半壊。復興に向けて箱モノ行政からバーチャルサービス重視の社会が誕生
- 以降、2046年までが復興の10年。日本は国際社会の中で発展途上国となるも、一方でデジタルツイン化が進行。
2037年(令和19年)
- 国内では被災地に移動図書館サービスが民間団体により運営される
- 海外での避難民受入国に「日本村」が生まれ、昔ながらの図書館が復活(通称 第三村図書館と言う人があらわれる)
- デジタルツイン化により西日本大震災以前の街並みがバーチャル世界に登場。あわせて被災し破壊された公立図書館も仮想世界に再現される。
2038年(令和20年)
- 地方自治体は図書館の復興にあてる予算をバーチャル図書館サービスの購入にあてはじめる
2039年(令和21年)
- バーチャル図書館にアバター表示機能がつき、バーチャル人流が生まれる。
2040年(令和22年)
- AIによる図書館利用のためのAPIが確立し、人工知能による図書館利用がはじまる。
2041年(令和23年)
- AI作家による小説が直木賞を受賞
- AI作家による小説が本屋大賞を受賞
2042年(令和24年)
- AI作家による小説が芥川賞を受賞
2043年(令和25年)
- AIとの共同執筆による博士論文が認められる
2044年(令和26年)
- AIに人の記録を重ね合わせてバーチャル空間に故人を再現する技術が誕生。仮想ニュートン、仮想アインシュタイン、仮想ホーキングが誕生
2045年(令和27年)
- シンギュラリティ技術的特異点
- VR空間の片隅に常にあるバーチャル図書館
2046年(令和28年)
- 図書館で世界の偉人/日本の偉人と話せるサービスがはじまる。
- 日本国政府が政策立案にAIの助言を受ける-内閣総理大臣補佐官ポジションに国産AIを任命
2047年(令和29年)
- 図書館が故人の記憶を呼び出せるサービスを導入
- 日本初のAI図書館長が就任
2048年(令和30年)
- 読書サプリメントの開発に成功。第一弾「飲む夏目漱石」以降「飲む青空文庫」がシリーズ化
- 脳への光刺激による記憶生成技術により「読書光線」による学習サービスが始まる。
2049年(令和31年)
- 脳へのダイレクト記憶技術により脳内の記憶容量のパンク状態を訴える人が多数。記憶過多障害が社会問題に。
- 人の記憶を外部メモリにエクスポートする技術が開発される。
2050年(令和32年)
- 3月31日 最後の公立図書館が閉館
- デスクトップ公共図書館の誕生
—-
ひとつひとつのテクノロジーにそれぞれのヒストリーがあると思うのです。
それらをまずは未来年表に落とし込んでみる。
次に、別々のテクノロジーが他のジャンルに影響を与えることをイメージする。テクノロジーの相乗効果みたいなことがどこかで起きる。それが従来の図書館だけでなく、「図書館」(仮称)にも影響を与えたりする。
図書館に影響する時代の変化とテクノロジー
少子高齢化社会と人生100年表時代の到来
- 人口減少時代の図書館サービス
- 長寿化時代の図書館サービス
- ウェルビーイングと生涯学習
- 学びと所得と減税と
- 生涯学割生活
公立図書館とシェアリングエコノミー
持ち込みメディア再生館としての図書館利用
- DVD、ブルーレイ、ネット配信を図書館の大きなスクリーンでみる。図書館の視聴覚室がシアターシェアリングの場となる。
- ハイレゾオーディオ鑑賞館
- UberBookサービスが高齢者を中心に需要が高まる
空間/場所としての図書館のありかた
- なぜわざわざ図書館に行かなければならないのだろうか?
- 図書館サービスのうち「行かなくても受けられるサービス」
- 図書館サービスのうち「行かなければ受けられないサービス」
メーカースペース/FabLibとしての図書館利用
- 出力サービスの拡張から始まる
- 3Dプリントサービス
- レーザー加工サービス
- UVプリントサービス
- 地方の公立図書館から広がりはじめる
図書館はAIをどのように導入していくか
- 利用者さんへのリコメンドサービスの導入
- 選書にAIアシスト機能を導入-サジェストからリコメンド、最終的には人が承認すればよいだけに最適化が起きる
- 人によるレファレンスサービスの支援AIの導入からはじまり、自動応答AIの採用へ。キズナアイが学芸員・図書館司書資格を取得したことがひとつのエポックとなる。
- 図書館がその蔵書をAIからも利用できるAPIを開発(ひらたくいえば「カーリルforAI」のサービスが始まる
図書館ロボット利用史
- 山中湖情報創造館のPepper
- TRC Pepper500体導入計画
- 八ヶ岳コモンズ LOVOT導入
- 図書館へのAIサービス導入
図書館XR導入史
- 本はもともとVRだった
- VRポータルとしての図書館
- Ocurusが図書館を変えた出来事とは何か
- 3Dウォークスルー型図書館
- TRCのバーチャル図書館が、自治体の人気を集める
- 図書館そのもののXR化
- 図書館資料のXR化
知の道具御三家+
- NDLサーチ
- JapanSearch (官)
- JapanBooks(官による全文検索)
- JapanKnowledge (民間企業)
- JapanINDEX(NPO)
- JapanCAPTION (NPO)
本の変化/出版の変化について
- _年 電子書籍や電子コミックが流行るものの紙の印刷書籍の出版が前提の時代
- _年 電子書籍だけの出版は自費出版系がまだまだ多い
- _年 日本の出版を変えたのはやはり巨大自然災害である西日本大震災とその後に起きた富士山噴火によるところが多い。紙の印刷書籍の出版が激減しほとんどの出版社が電子書籍出版に移行
- 印刷業界、出版業界の再編が起きる
- 西日本大震災/富士山噴火災害を生き抜いた図書館が紙の印刷書籍を収集する博物館的存在であることに注目が集まる
AI支援による作家活動の変化、著作/執筆の変化
- 作家の資料収集を図書館が手伝う時代
- 執筆者がオンラインレファレンスツールを使う時代
- 執筆者がリモートライブラリアンを使う時代
- 執筆者がAIライブラリアンを使う時代
- 執筆者がAIと一緒に執筆をする時代
- AIが執筆し執筆者が校正・承認して作品が生まれる時代
- AIが単独で執筆できる時代
- AI作家による文芸誌の登場(時折こっそり生身人間作家が混じることが話題になる。
図書館へのブロックチェーン技術の導入史
- 読書履歴の取り扱い方
- 利用者合意の上での図書館資料のSNS化
- 資料複写を権利者にフィードバックする仕組み
独立社会教育法人/一般社団法人◯◯市生涯学習推進機構
- 直営
- 指定管理者制度
- 独立図書館法人
- 独立博物館法人
- 独立社会教育/生涯学習法人
- 地域住民による生涯学習協同組合、共同体❨コモンズ❩
- 図書館運営団体の多様性
図書館職員の働き方改革史
- 公務員の働き方改革
- 業務委託の働き方改革
- 指定管理者の働き方改革
出版のカタチ、読書のカタチの歴史
- 音読復活か?
- 図書館による速読講習会
- 睡眠読書席
- 飲む読書/読書サプリメント,学習サプリ(暗記パン、読書パン)
- 文字を読むからグラフィックレコーディング(のようなもの)を読む時代へ
- 活字書籍からグラフィック書籍へ(100ページの文字よりも1枚のグラフィックから読むリテラシー)
「図書館」(仮称)に対する名称変更の変遷:言い換えの考察
- 筆が入っていない筆箱 → ペンケース
- 下駄を入れない下駄箱 → 靴箱
- えもんかけ → ハンガー
一緒に考えてくれる存在
- ナレッジナビゲーター(Apple)
- TARS “ターズ”/CASE “ケース”(インターステラー)
- ペロ2(ゴジラS.P<シンギュラポイント>)
- パートナーAIのカタチ
プログラマブル・レファレンスサービス:
- レファレンスサービスをプログラミングできる時代
- レファレンスプログラミング言語の開発
- _年 Scratchによるレファレンスサービスのプログラミング化に成功
- _年 Pythonによるレファレンスサービスのプログラミング化に成功
- _年 スマートスピーカーが図書館蔵書の検索をはじめる(カーリル連携)
プログラマブル図書館サービス
- プログラムから図書館を利用するためのAPIが標準化される
- Scratchによる図書館サービスのプログラミング化
- Pythonによる図書館サービスのプログラミング化
- 図書館サービスのプログラミング化が開発される
- リクエストからオーダーの時代
- リクエストからコマンドの時代
ライティングのためのプログラミング言語が生まれる
- テーマ、登場人物、場所、事件等の設定を入力すると物語が出力されるシステムが開発される
- 主題やエビデンスに関する情報を入力すると「論文」が出力されるシステムが開発される
AIがレファレンスプログラミング言語とライティングプログラミング言語を用いて、自動執筆システムが誕生する。
- 人間は、問題を発見することができる
- 人間は、解決したい課題を設定できる
- 人が設定した解決したい課題が与えられてはじめてAIが解決策を見出すことができる
- 出力された文章を校正し、承認すればよいだけになる
活字からオーディオブックへ
- 1.0倍読書から1.5倍読書、2.0倍読書へ
ブロックチェーン技術による著作物利用の進化
- 著作権法第31条の制限解除
- ブロックチェーン技術による著者への著作物利用料の還元が始まる。図書館に限らず著作物のコピーは、AIが出典資料を判断して登録された権利者への利用料金支払いが可能になる。
図解本の登場
- 一目で一冊(グラフィックライティング本)
- 絵文字が表意文字としてさらに注目される。
- グラフィックレコーディング技術により、夏目漱石全集が一小説が1枚のグラフィックとなり一冊のグラフィック集として出版される。
- 時間軸を伴う文字(言葉)による線型思考から同時に全てを観るグラフィック思考が注目される。
図書館DX(デジタルトランスフォーメーション)
- 図書館サービスプログラミング言語/図書館RPAの推進
- 図書館職員の働き方改革からみるDX
- 図書館施設管理からみるDX
- 図書館蔵書管理からみるDX
- 図書館サービスからみるDX
図書館のメイカースペース化
- 3Dプリンタによる[モノ]のライブラリー(複製による博物館)
- オンデマンドプリンターによる[必要な時だけ紙の本]→図書館のオンデマンド書店化
- レーザー加工機
- 刺繍ミシン
- フードプリンタ
- 衣料プリンタ(Tシャツプリンタ)
- 図書館が[活字文化消費]施設から[創造文化生産]施設へ
図書館とコミュニティ
- 図書館協議会の未来
- 図書館友の会の未来
- 図書館パートナーズの未来
- 新しい図書館コミュニティ
大学の生き残り戦略
- 少子高齢化による新卒学生の激減
- オンライン授業の増加によるキャンパス維持の問題
- ラーニングコモンズにワーキングコモンズを併設
- 社会人の大学利用。購買や学食
- 社会人の「学割」利用
- 大学のサブスクリプション化(卒業しない社会人学生)
2021年の選択として
- 図書館はデジタルツイン/ミラーワールドを取り入れることができるだろうか?
2021年 図書館は自館からの情報発信のために、メディアを持つことはほとんど起きなかった。
- いくつかの図書館はYouTubeチャンネルを開設して動画コンテンツを発信したが、全国的な取り組みとはならなかった。
- いくつかの図書館は音声メディアコンテンツを発信したがこれもまた全国的な潮流とはならなかった。
- いくつかの図書館は印刷媒体の出版に取り組んでいたが、これも全国的な潮流にはなっていない。
- 例えば、コロナ対策のための本の除菌装置が、比較的多くの図書館で導入されたり、図書館の読書通帳が取り入れられたりするなど、全国的な展開がある取り組みはいくつかあるものの、ほぼほぼ無料で開設できるYouTubeチャンネルやポッドキャストなどの音声メディア、印刷媒体の出版活動などは、全国的な図書館の取り組みとしての動きは、ほとんどみられていない。
- Twitterやfacebookページ、Instagramなどは開設の事例は全国的にあるものの、継続して情報を発信している事例はとても少ない。
- LINE公式アカウントを使っている図書館も十数件にとどまっている。
ミレニアル世代を対象とした図書館サービス
- 公的なシェアリングエコノミー活動拠点
- 図書館向けシェアリングエコノミープラットフォーム
Z世代を対象とした図書館サービス
- ポータブルゲーム機上に仮想図書館が誕生。歴史上の人物と会話ができるようになる。
- いや…歴史上の人物と一緒にゲームのチームが組める。
α世代を対象とした図書館サービス
- 有名故人とのコラボが盛んになる。
- ノーベル賞受賞者クラスの人物との共同研究
- すごい経営者との事業計画づくり
そもそも
「デジタルネイティブ」世代が、図書館を必要とするシチュエーションがイメージできない。
志向として
- [ひとつあるいは限定数を独占し所有する]から[多種を共有し利用する]社会へ
- 働き方も[ひとつの会社に個人として所属する]から[複数の会社/団体に分人的に参加する]
- ひとつの家族から複数の家族に帰属する(実家の家族とシェアハウスの共同体のような)
- 生きること、働くこと、遊ぶこと、学ぶこと…の境界線がファジー。公私融合な生き方。
- 持久型労働の極端な減少。セルフサービス、AI支援型セルフサービス、プログラマブルな買い物、プログラマブルな行政手続き、プログラマブルな旅行…。
シン・トショカン的なもの | チン・トショカン的なもの |
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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