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図書館を改善する3つのポイント(私案)

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こんな時間に…まぁ、なんと難しい事を〜。
とりあえず、私案の概略だけ。
これからの図書館づくりに必要な改善ポイントを3つに絞ってみました。

1.公共図書館の意思決定機関を明確にする。
  首長?教育長?それとも図書館長? いったい誰が図書館の意思決定権を持っているのでしょうか?そのあたりの曖昧さが、次の一歩を踏み出せない足枷になっています。諸外国をみれば「図書館委員会/図書館理事会」という機関が意思決定をし、そこで決定した方針を、図書館長が現場監督として最高経営責任者として任務を遂行する。図書館協議会は館長の諮問機関だから、そんな意思決定権限なんてないんですよ。

2.ライブラリアン(司書)とクラーク(事務員)を置く。
  病院にはドクターやナースによる医局と、医療事務を行なう事務局があるように。これは高校なども教務課と事務局があるように、公共図書館においてもライブラリアン(司書)とクラーク(図書館事務員)を置くことが必要だと考えています。特に図書館が大きくなればなるほど。今はどういうわけか分化することがないまま。これではお医者さんが事務の窓口を兼ねているようなもの。規模の小さいところはそれでもいいでしょうけど…。やはりここは分けるべきだと思うのです。

3.資金調達(ファンドレイジング)の道を拓く。
  公共図書館は、財政の予算をいかに獲得するか…に終始するワンポケットな資金調達です。子どもたちですら父母、父方祖父母、母方祖父母の6ポケットというリスクマネジメントをしているご時世。図書館も切り詰められる財政だけを頼りにせず、自らも稼ぎ出すあるいは寄付を獲得する…などの、いわゆる非営利活動団体的な資金調達能力が必要。

と、まぁ…今まであちらこちらで言って来たことではありますが、従来の図書館経営論などには無い視点かもしれませんが、非営利団体の経営論や民主主義的な意思決定プロセスなどを公共図書館のマネジメントに導入することで、未来を切り拓く図書館づくりができるのでは? と、思っているのです。

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