もとい、
いずれ蔵書に占めるデジタル図書の割合は自然増加するんじゃないかな。
もちろん、現物の本が無くならないとは思うし、相変わらず新聞はNewsPaper(ニューズペーパー)で有り続けるだろうけど…いずれ図書館の蔵書に占める「デジタル図書」の割合は、増えていくんじゃないだろうか。
というのもね、「廃棄図書のデジタル化が合法で、事業として成立するならば」物理的な保存スペースに限界がある図書館としては、そちらに移行せざるを得ない。もちろん、デジタル化にかかる費用が高額であれば、予算措置としても難しいが、安価で、しかも「図書を購入した時に、廃棄するときにデジタル資料にする」ことを約束すると図書が安くなるとか…ね。
物理的蔵書数は新規購入と廃棄図書とで一定の蔵書数になるが、廃棄図書をデジタル化しておけば、蔵書数は増えるばかり。せっかく税金で購入した図書なんだから、収蔵スペースの問題だけで廃棄するのは、まったくの無駄な使い方…ではないだろうか。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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歌田明弘氏が、週間アスキーに連載されている『仮想報道』というコラムでgoogleの事業に絡めて、似ていて違う切り口のことを書かれていますね。バックナンバーが同氏のサイト『地球村の事件簿』
で見ることができます。
http://blog.a-utada.com/chikyu/2009/02/post-7afc.html
http://blog.a-utada.com/chikyu/2009/01/post-14e5.html
既にご存知かとは思いますが念のため。 Like
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>power_of_math さん
興味深い記事をご紹介いただきまして、ありがとうございます。
Googleは絶版本をNDLは納本制度のシステムの中で考えていらっしゃるようですが、「図書館の廃棄本」に目をつけているのは、僕だけかなぁ(…と、ひとりでにやにやしています)。
記事の中でGoogleが1冊あたりのデジタル化が2700円とありますが、デジタル化廃棄本を必要としている図書館が10館あれば270円、100館ならば27円です(一館あたり)。一冊廃棄する時に100円以下(50円とか)でデジタル化廃棄本が入手できるのであれば、決して高い物ではないと思うのです。
いいなぁ、長尾館長。
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