こんにちは、まる3です。
ひさしぶりに、中田敦彦さんのYouTube大学が熱かったので、見入ってしまいました。
【初の数学授業①】300年前に天才フェルマーが残した数学界最大の難問
【フェルマーの最終定理②】天才が残した300年前の難問に終止符
つい、一気に見てしまいましたよ。
そして感じました。
「これは講談だ!」「現代版の新作講談だ!」
と。
というのも、六代目神田伯山さんのYouTubeチャンネルにアップされていた『畦倉重四郎』をみていて、すごい話芸があるものだと感じていました。講談にはいわゆる「修羅場読み」と呼ばれる講談独特の読み方の他にも、むしろ落語に近い読み方があります。ひとりの落語家が何役もの声や身振りを変えながら演じているのと同じことを、神田伯山さんの講談で感じていました。よく講談は「ト書きの話芸」落語は「セリフの話芸」と言われることがあるようですが、神田伯山さんの講談はむしろ「セリフの話芸」そのもの、いやむしろ一人の演者が何役も演じ分けながら物語を回している一人舞台を見ているかのような印象さえあります。
そんな目でみていると、実は中田敦彦さんのYouTube大学におけるこれまでの授業は、参考にしている本のあらすじどおりでもなければ、ト書きのような解説でもない。むしろ登場人物の「セリフ」によって一冊の本がダイナミックに…登場人物たちがまるでそこに生きているように表現されている。
そういう意味では「講談」というよりも「落語」なのかもしれないけれど、それはあまりにも神田伯山さんの講談にも似ている気がしています。しかもすごいのは、それがほぼ毎日のように新作ネタで更新されているとい驚異的な取り組みだとわかってきました。
もともと、中田敦彦さん自身は、オリエンタルラジオという芸名で活躍していた芸人さん出身ですが、そこで鍛えられた話芸だけじゃない…なにか、落語や講談のさらに現代風話芸スタイルを確立しているようにさえ思えてきます。
というわけで、「現代版講談師」というか、そんな枠にすら収まらないスタイルの話芸の誕生を、もしかしたら僕たちはリアルタイムで見ているのかもしれませんね。
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平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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