あちらこちらで、iPadに関する不満点が出て来ているが、中でもUS版以外にiBookstoreが入っていない!ということで、日本の電子出版がiPadで対応していないかのごとくの言説が、あまりにも気になったので、twitterのつぶやきではなく、ブログで書いてます。
・iBooks 電子書棚ソフトのアプリケーション名
・iBookstore iBooksを通して電子書籍を購入できるサイト
なのです…いや、むしろ「そんなアプリのひとつでしかない」と言い切ってもいいくらい。
ただ、このサイトでは、米国内で販売されている書籍をePub形式にしたものしかなく、ここには英語以外の書籍…たとえば日本語書籍があるわけではありません。
またiTunesで購入する音楽と異なり、iPad上で電子書籍を購入する方法は iBookstoreに限定していない。ということも大きなポイントです。すなわち、日本語の電子書籍はiBookstoreを通さなくても購入することができるのです。
それはすでにiPhone / iPod touchアプリも提供している、理想書店 http://www.dotbook.jp/store/ やディスカヴァーデジタルブックストア http://store.d21.co.jp/ 、電子雑誌ならマガストア http://www.magastore.jp/ で日本語の電子書籍や電子雑誌を購入することができ、iPadで読むことはできるのです。iPhoneサイズ表示や単純に2倍の拡大表示は現状のままで可能ではないかと思っていますし、早晩 T-Time (ヴォイジャー)ビューワーがiPad解像度に対応すると予想されるので、それで問題なく日本語の電子書籍を読むことができます。
たしかに、iBooks にみられるような、ページめくりのギミックとか、本棚が回転してブックストアが表示される…などの視覚的エフェクトがどこまであるかとか、価格が紙の本よりも安いとか同価格かとか…は気になりますが、日本で発売されるiPadにiBooksが無くても、実はそれほど大きな問題ではない。と、僕は言い切っちゃいます。
…というわけで、たぶん今後も日本で発売されるiPadにiBooksアプリが搭載されていないことを、あたかも日本の出版社が電子書籍市場に乗り遅れた…云々の記事を見ても、正直なとこと僕はライターさんの見識を疑っちゃおうかなぁ〜、なんてことを考えていたりするのです。
電子書籍/電子雑誌に対してはそうなのですが、それよりも…実はもっと大変な問題があるのです。それは… 日本のiPadでは映画「スタートレック」を見ることはできない…のです。それ以外の映画やテレビドラマも…こっちの方が実は問題なのではないでしょうか?
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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