僕のまわりで、48で鬼籍に入られた方が二人いる。
ひとりは2003年に亡くなられた、藁谷さん。
もうひと方はつい先日、なんの前触れも無く他界された、原さん。
僕はいま47である。この4月が来れば48。
あれこれいろいろと頭を巡るものがあるが、このお二方に似ているところがある。
それは、「場合によっては家庭を顧みず仕事に望む」ところだ。藁谷さんは環境教育プランニング会社の社長として取り組んでおられたし、原さんは市民メディアやデジタルアーカイブなどの分野の市民活動に取り組んでおられた。
一応、家庭を持っていた経験からいえば、「仕事」と「家庭」に挟まれる場面は、思っている以上に多いし、大きい。そういう意味では、4年前に「家庭の責任」から開放された時点で、僕にかかってくる責任は軽減された…と言ってもいい。
清里の父ポール・ラッシュ博士は、生涯独身だった。
若い頃には米国に婚約者を残して来日されたが、日本での滞在が長くなり、その婚約者はポールさんの弟さんとご結婚されたそうだ。その後生涯独身を通す。ポールさんの言葉なのか、ポールさんとともに活動されていた方の言葉なのかは記憶があいまいですが、こんなことを言われてました。
「家庭の責任をもっていたら、このミッションはできなかった」
と。
※実は元妻さんもこの言葉は知っていました。
※藁谷さんを偲ぶ会のとき、奥様をはじめご家族、ご兄弟の方は、藁谷さんがこれほどの多くのしかも環境教育やまちづくりなどの関係者と関わっていることやその[社会的ポジション]に初めて気がつかれたという場面もありました。家庭の主たるポジションと企業や市民活動などにおけるポジション。多くの方はこのバランスを取りながら生きているのでしょうが、使命感が時としてバランスを保てなくなることもあるのです。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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