こんにちは、まる3です。
久世番子先生の「ひらばのひと」第5話でございます。
ひらばのひと 第5話/仙台の鬼夫婦
芸人さんのお正月といえば、師匠へのあいさつまわり。そこでは必ずといってよいほど師匠は弟子のみなさんにお年玉をあげるそうでございます。また同じ弟子どうしでも、兄弟子・姉弟子は弟弟子・妹弟子には必ずお年玉をあげるそうでございます。そんななごやかな場面からはじまりますが、龍田錦泉師匠の弟子のなかでも、主人公の泉太郎の兄弟子という人物がおりまして、その兄弟子である錦秀だけ欠席。錦秀のおかみさんはいぜん仕事中にたおれて、介護を必要としており、錦泉はその介護をしているので、なかなか寄席にでることともできないようでございます。しかもこの錦泉兄さんは、芸はあり腕は良いものの営業力・集客力が無い…という。
その兄弟子のもとへ泉太郎と泉花さんがたずねていきます。
泉太郎は師匠からは、次の稽古はまず兄弟子の錦秀につけてもらってから最後は俺がみる…といいわれてしまったので、なにがなんでも錦秀兄さんに稽古をつけてもらわなければならなくなりました。その話が
寛永御前試合より「仙台の鬼夫婦」
伊達政宗の家来で井伊直人という武人。その妻が強いこと強いこと。もとより賭け事がすきで浪費の日々をすごす直人をなんとかしようと、私との勝負に買ったら十両、負ければ妻のお貞のいうことを聞かねばなりません。そのお貞、あっさりと直人に勝負で勝ってしまいます。負けた直人は江戸へ剣術修行、3年後に仙台に戻り2回目の勝負をしてもまた負けてしまう……。
というお話だそうで。その講談話と錦秀夫婦の姿が重なりながら物語は進みます。
ということで、なかなかよい物語になっています。
月刊モーニングツー 6月号
『ひらばのひと』1巻と「モーニング・ツー」6号 発売中です。
連載第5話は[仙台の鬼夫婦]
読み切り版から名前だけは登場してる謎の兄さんがついに登場。
巻頭カラー記事では伯山先生との対談。サイン入り張扇の読者プレゼントもあります(注・私の作ったシロウト張扇) #ひらばのひと pic.twitter.com/V8X3eWI9s8— 久世番子 (@bankolan) April 24, 2021
久世番子先生 神田伯山先生の対談動画
本誌巻頭にある対談が、YouTube動画としてもアップされています。
伯山が監修を務め、月刊モーニング・ツーにて隔号連載中の講談師漫画『ひらばのひと』。ついにコミック第1巻が発売となりました。作者・久世番子さんとの対談をお届けします。
講談を舞台とする漫画はどのように生み出されているのか。
無料で読める【第1話】 鋳掛松 – 久世番子『ひらばのひと』
「ひらばのひと」第1巻
史上初(たぶん)の本格「講談師」漫画、『ひらばのひと』。「日本一チケットの取れない講談師」神田伯山が全面監修! 落語家との認知度の差は歴然、絶滅危惧“職”とも言われる講談師…ダンジョンだらけの「芸の道」を歩く姉弟弟子の明日はどっちだ? 読むと、きっとあなたも机が叩きたくなる!
— モーニング公式 (@morningmanga) April 23, 2021
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平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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