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ひらばのひと 第4話 大高源吾 (赤穂義士伝) – 久世番子/六代目神田伯山 監修 – 月刊モーニングツー隔号連載

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こんにちは、まる3です。

 

久世番子先生の「ひらばのひと」第4話でございます。

「講釈師、冬は義士、夏はお化けで飯を食い」なんていわれることもあるように、12月ともなると赤穂浪士の討ち入りの物語…いわゆる忠臣蔵となりますが、どうやらわれわれ一般庶民が「忠臣蔵」と呼んでいるものと、講談の世界での「赤穂義士伝」は少し趣がことなるようでございます。

欄外の注にもありましたが、少し抜粋(引用)させていただきますと

 

※広く知られた「忠臣蔵」という呼称は歌舞伎の演目「仮名手本忠臣蔵」から。実際の「赤穂事件」とは時代も人物名も変えられており、史実を脚色しながらも実話的な形式をとる講談の@赤穂義士伝」とは別の作品と言える。

 

だそうです。勉強になるなぁ〜。

 

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ひらばのひと 第4話/大鷹源吾

 

頃は年の瀬 師走の浅草(この背景は浅草演芸ホール) 黒紋付姿のにしき姉さんが読む赤穂義士伝。いまのわかいもんは、忠臣蔵も赤穂浪士も知らないと嘆く中で、泉太郎は「すきじゃない」行った一言が楽屋に戻ってきたにきし姉さんの耳に入ったものだから、さぁ大変。楽屋で刃傷沙汰になるところでした。

 

帰りの電車の中で、泉花姉さんにも叱られる泉太郎でしたが、そこで泉太郎の高校時代のサッカー部でのエピソードが語られます。先生をかばって自分で怪我をしたことにしてくれという同級生の忠義心への疑問…「そういうのがきらいなんですよ」という泉太郎。

 

前回では、音羽亭のおかみさんから「男の講釈師は大嫌い」と言われた泉太郎、音羽亭のおかみさんことを聞いたらと師匠に怒られた泉花姉さんでした。

 

そんな師走のある日、泉花姉さんの勉強会で義士伝のなかの「大高源吾」。その日は大雪で電車も止まり、勉強会は中止しようかというところに、泉太郎が駅でばったりであった高校時代の同級生とやってきた。その同級生は、サッカー部でのエピソードに登場したまさに先生をかばった同級生だった。

 

わけありの同級生が初めて聞く講談が泉花姉さんの「大高源吾」

 

義士伝は「人と人とのすれ違い」が引き起こす悲哀の物語。若い頃は好きではない物語でも、年をとるにつれ自分自身が人とのすれ違いを体験することで義士伝に共感するようになるとのこと。

 

ぜひ、ご一読をおすすめします。

 

 

無料で読める【第1話】 鋳掛松 – 久世番子『ひらばのひと』

http://www.moae.jp/comic/hirabanohito

 

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ひらばのひと 第1巻 4月23日(金)発売

 

コメント

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