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「いままでの図書館派」と「これからの図書館派」

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…なんてのがあるのかなぁ…って。
あれから12年経過した大震災、その後の地震や風水害。

かつて、ニューヨーク9.11直後からのニューヨーク公共図書館のウェブサイトが果たした役割を見ると、日本の公共図書館がこうした災害時にどのような活動ができるのか…を考えると…残念ながら、ほとんどなされていないと思う次第です。
災害時の公共図書館の話題が、書架の倒壊や利用者の安全確保…みたいな、自館でのことに終始している議論も、わからないではないのだが、これからの図書館を目指すのであれば『地域を支える情報拠点』として、平常時はもちろんのこと、発災時にどのような情報提供ができるのか…な〜んてことも守備範囲に入れておきたいなぁ…などと、考えていたりします。

いままでの図書館…は、出版流通で入手可能な書籍中心だったことで、足下であるその地域の情報を軽視してきていることを、ここらでちょっと省みることが…必要なのだと、思うのです。

図書館が…ということもありますが、ライブラリアンのスキルともって災害対策本部なので情報収集と整理に役立つ人であれば..「あぁ、司書って情報の専門家なんだ」…なんて再認識されることも必要なんじゃないかなぁ…。

コメント

  1. lanova より:

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    ということは司書そのもののスキルやトレーニングを根本から見直していかなければいけませんね。まるさんのブログにお邪魔するようになってからこちらでの図書館学をちゃんと学んでみたい気持ちになっています。その方法を探ってみようと思っているところです。ありがとうございます。 Like

  2. maru3 より:

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    根本から見直す…というよりも、図書館情報学における「資料組織論」という体系の中で、コンピュータが存在しない時代から数十万冊、数百万冊の資料を組織化し、検索可能にしてきた実績があると思うのです。残念ながら、日本における資料組織論は、その対象が「文献」に限られていたため、多種多様な情報資源に対する取り組みはできていませんが、情報を収集し整理し保存や活用するためのノウハウの基本は、図書館情報学の中にある…と、考えているのです。
    前に書いた「知識組織化学会」も、その土台は図書館情報学の資料組織論なのだそうです。 Like

  3. ちあぼん より:

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    「司書」ってなんか、日々の仕事をこなしてるだけ、な感じが、ありますよね。。。
    もちろん、その蓄積が、自分の知識にもなり、スキルになり、っていうのもわかるけれど。。。
    http://ameblo.jp/yokosukateruhisa/entry-10023688555.html
    ▲たとえば、こんなブログのこんな話。
    書籍中心の情報になってしまっているのは、そういうことを、「自分の頭でちゃんと考えて」仕事を考え出せる人が、少数派だったから(?)ではないでしょうか?
    図書館って、もっといろいろなことができると思うし、ビジネスにもなると思うんだけれど、そういう発想ができる人は、本当に少数派ですね。
    司書の資格はあんまり役に立たないかもしれないけれど、知識を活かせるビジネスは、いろいろ考えられると思う、、、っていうか、「何故、今の図書館はやっていないのだろう?」と思うことは多いです。
    だから、民間委託とか、指定管理者が導入されてるんじゃないの?って思うんだけれど。。。
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  4. maru3 より:

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    実は…使っているiBookのACアダプターが逝かれてしまいました(たったそれだけの理由で使えない…ってことが情けない)
    それでも山中湖には誰でも無料でパソコンができる“ココ”があるので助かってますが…
    今朝のテレビで六本木の「新東京美術館」を紹介していましたが、公立の美術館にはグルメなレストランやミュージアムショップがあたりまえに存在しているのに、公立の図書館にはそうした発想がありませんでしたね。まぁ、小さな喫茶店がついているところはあるようですが….民間委託とか指定管理者制度は、いわばそんなところに『民間の知恵』を活かすことができる制度。制度がはじまってから3年あまりが経過しましたが、これからの図書館像を実現するためにも、『新たな図書館経営論』が必要となってくると思っています。公共サービスというよりもパブリックビジネス的な感覚が必要だと思っているのです。
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