図書館の枠の中では、どうしても難しいものがあるらしい。
「図書館」として考える人たちと、「図書」館で考える人たちが存在することは、否定できない事実である。僕は「図書館」というものが時代と共に変化・成長・進化していくことをイメージしているが、やはりどうしても「図書」の館であることに、こだわりを持つ人たちがいるのだ。
ならばいっそのこと、図書館の枠ではない器をつくる必要があるのではないだろうか。
「情報化された地域資源」と「地域コンテンツ」を専門に扱う機関を設置し、そこから情報・知識を供給することで、図書館の地域資料の充実、新たな観光開発、地域の魅力づくり、地元学などなどが、共有の知識基盤を持つことになり、相互に情報を共有する環境が生まれると考えている。
図書館はもう図書館でよいから、こうした新たな器を僕は提言していきたい。
※まずは自分自身で基本システムを作り上げないことには、まったく説得力がないことも…一方で認識しております
【補足】「図書館」と考える場合、「下駄箱」や「筆入れ」などと同様に、呼び名は変わらずに時代によって中に入れる物が変わる(成長・進化)するという捉え方。それに比べ「図書」館と捉える考え方では、下駄箱は「下駄」箱であり下駄を入れていなければならず、筆入れは「筆」入れであり筆を入れていなければならないと考える考え方です。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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読んでて「情報創造館」や「表計算ソフト」という単語が想起されました。
「作表」ソフトで「計算」もできるのが「表計算」ソフト。
図書に囚われない「情報館」であり創造の支援もする「創造館」でもあるのが「情報創造館」
でもその名前を字面で見てしまうと「表計算」って何するソフトだろう?「情報創造館」って情報を創造する人が利用するトコでしょ、私には縁がないわ…と思う人が少なからず出てしまうのだろうな、って。 Like
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>After内藤さん
コメントありがとうございます。
あえていえば、「情報創造館」は、「下駄箱」のことを「靴箱」とか「シューズボックス」「シューズクローゼット」と言い換えている程度のことだと思っているのですが、でも判りにくいですよね。電話対応などでは、「山中湖村の図書館です」と言っていたりします。ただ、名称にこだわるならば、未だに「情報創造」館に至っていません。
「表計算」は一般的に見るならば、表+計算だと思うのです(表計+算とは捉えないでしょう)。ならまだ集計用紙っぽいイメージもありますが、「カルク」なんて言われると、まっさら判りません。
数年もすると「情報創造館」という言い方そのものも古く感じることになると思います。本質的なところで言えば「知識共有館」のような感じですが、そんな字面を使ったら、さらに何だか判らなくなってしまいます(笑。 Like