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二つの死

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「デジタル時代の生き方」として参考となるのが、『二つの死』という考え方だ。

 ひとつは、肉体としての死。
 もうひとつは、記憶の死だ。

肉体としての死亡は避ける事ができないが、それでもその人が生きていたという想い出を持っている人が生きている限り、思い出されたり、語り継いだりされる。本当に悲しいのは、その記憶を持った人の死だ。これによって、完全にこの世に存在していたことそのものが失われてしまう。

歴史上の人物は、伝記でもなんでも何らかの手法で語り継がれているために、肉体としては滅んでも、記憶としての存在は滅びはしない。思い出され語り継がれている限りは、生きているのだ。

そこで、「生きるとは、私というコンテンツを編集し、記憶として残すこと」そして、それを伝えることの意義がでてくる。私が存在したという記憶が、子々孫々、血縁関係があろうと無かろうと、語り継がれるための基本的な記憶。そのデジタルデータの保存継承システムが作られる。これによって、人間は二つ目の死を免れるように…なるかもしれません。

 

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