全国的にタケノコのように誕生した「フィルム・コミッション」
正直なところ、地元の活性化のために「映画を利用しよう」という魂胆がどうも好きになれずにいたりします。本当に「映画が好き」で地域をあげて協力したい…という意図なら大賛成なんですけど。
ただ、“フィルム”コミッションでいいんだろうか…というのが、最近の疑問。
実際には、フィルムだけじゃなく、ビデオもあるし…すでに映画の世界でもフィルムやビデオテープではなく、撮影時点からハードディスクというのもあるけど…基本的に[映像コンテンツ]を対象としている。
でもね…このブログの前の記事でも書いたんだけど、日本の児童文学/子ども向け読物の中に、実は魅力的な『場所』がないことが判明(かなり独断と偏見かもしれないけど)。ナルニア国とかホグワーツ(学校)とか、ネバーランドとか…空想の世界でも『行ってみたい場所』が日本の物語世界には極端に少ないように思う。
そこで提案。フィルムコミッションではなく、ストーリー・コミッションというのを提案してみたい。
岩手県のイーハトーブは、宮澤賢治一人の作品世界でしたが(漫画家ますむらひろし氏も含めると二人)、複数の作家さんが、それぞれの作品の中で用いることができる『場所』を提供できるコミッションのあり方。というのも考えられるんじゃないでしょうか。
例えば、『山中湖』あるいは『富士五湖』あたり
作家の方に、こんな場所がありますよ…このローケーションを物語に使ってみませんか?とか…ね。
「地域コンテンツ」の掘り起こしの先に、そんなことをイメージしていたりするのです。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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