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地域コンテンツ – 市民メディア – デジタルアーカイブ

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前回は、[市民メディア]と[デジタルアーカイブ]の関係を書いてみたが、これからとても大切になるのがこの図にもある[地域コンテンツ]だと考えている。

まずは
■[地域コンテンツ]とは何か。
 地域の話題のネタ。基本的な基盤となる情報もあれば、日々変遷していく情報もある。場所やモノ、団体や人物、イベントや出来事などなど、地域の話題のネタは実に豊富だ。そしたコンテンツは、顕在化させることが必要なのだ。そのままであれば“知る人ぞ知る”で終わってしまうが、誰かがメディア化することで、人の目にふれ、多くの人たちと共有することができる地域の財産になっていく。

■地域コンテンツと市民メディア
 マスメディアとは異なり、市民メディア活動における情報収集には限界がある。その時に必要となる地域コンテンツだ。さらにいえば、[地域コンテンツ・バンク]のようなものがあると、とても活動しやすくなると考える。

■市民メディアとデジタルアーカイブ
 前にも書いた通りである。どのようなカタチであれ[顕在化された地域コンテンツ]をデジタル技術をもって蓄積していく。これがデジタルアーカイブの姿であり、この蓄積が地域を検索可能な[地域コンテンツ・バンク]として機能させることができるようになる。

■デジタルアーカイブと地域コンテンツ
 検索可能なメタデータを付与されたデジタルファイル[テキスト、静止画、動画、音声、PDFなどなど]を蓄積する事で、そこに“デジタルアーカイブが生まれ”そして“成長させていく”ことができる。
 さらに、検索可能なデジタルアーカイブになることがわかると、さらに積極的に地域コンテンツを顕在化させようという意識が生まれる。

この大きな循環システムができあがれば、その地域は情報文化の豊かな土地へと開拓することができる。未来を展望する視点からみれば、現在は未開の地平が広がる開拓地に見えてくる。米国の西部開拓時代ではないが、地域コンテンツは、そんな希望を持つ事ができる分野なのである。

※今までこれができなかったのは、テレビやラジオなどのマスメディアは、地域コンテンツの掘り起こし番組というカタチで顕在化/メディア化するところまで行うのですが、放送したらそのまま。蓄積して地域コンテンツのバンクをつくるということには手をつけてきていない。著作権や肖像権などの権利関係はあるとしても、とてもモッタイナイことなのだと思う。市民メディアはこのマスメディアにできないことを実現する力があると思っています※

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