適当な日本語 (アスキー新書 76) (アスキー新書 76)
金田一 秀穂 / / アスキー・メディアワークス
スコア選択: ★★★
故金田一春彦氏のご次男さんである秀穂さんの著書。なんとなく、あぁやっぱり…感を感じました。
最近、動画共有サイトには日本映画に英語の字幕つきのものがアップされていたりしますが、それをみると、日本語のもつビミョーなニュアンスが失われているのを感じます。また一方で、実に日本語による道路案内などは、言語のもつあいまいさ/いい加減さを感じますね(正確であろうとすることで、よけいな語句がどんどん増えていく)。もしかしたら、話題のPISAテストの母国語で日本人の点数が低いのは、そもそも『日本語』の特徴にあわない設問だったから..なのかもしれませんね。
日本語って、ビミョーなニュアンスを表現できるかわりに、ズバッとした正確さ説得さを持とうとしなかったのかもしれない。そんな風に感じます。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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