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バーサタイリスト Versatilist

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バーサタイリスト(Versatilist:多能な人) が求められている。

プロ/アマということではなく、スペシャリスト、ジェネラリストそしてバーサタイリストなのだ。

どうしても、専門性が云々…という話があるが、それではどうやら時代の変化には対応できない。時代の変化に対して、いつも[後追い的専門性]になるのではないだろうか。それに、そもそも『現場で専門性を身につける』というのは、いかがなものか。経験を積む…というならまだしも、医者は手術をしながら専門性を身につけるわけではない。専門性はあくまでも教育機関/トレーニング機関で身につけ、現場では経験値を上げる…と、考えて欲しい。
それに対して、ジェネラリストは総合色として仕事をする。経営者やオーケストラの指揮者、監督などがこれにあたるだろう。

そこにいくと、バーサタイリストは基本的には専門職あたりから派生してきて、時代の変化に対応しながら技術力を高め、結果としてあれもできるし、これもできる…それがアマチュアではなく時代時代にプロとして仕事をこなしてきた結果なので、『多能=多種類専門職』なのだと思う。
バーサタイリストの素養を持った人材が、どうやらこれから生き残っていくためには必要だ。
専門職(この道のプロ)だけでは、よほどの伝統的な職業でないかぎり…かなり難しそうだ。コンビニには、アイスクリームだけの専門家はいらない。飲料、酒類、雑貨、食料、コピー機や宅配、ネット通販..さらには、ワックスがけやポリッシャー操作 等々..多種多様な知識を要求される(アルバイトであってもだ)。※ちなみに…僕がポリッシャー、裁縫、アイロンがけ、靴磨きを覚えたのは自衛隊にいたときです※

ということで、よほどの大企業や大規模施設ならば、「それだけを専門で」という人も必要だろうが、規模の小さなところではむしろこの、「バーサタイリスト:多能な人」が求められる。
思うに、継続性のある持続可能な組織って、このバーサタリストで構成された組織なのかもしれない(お、これはホログラフィック組織論にもあてはまりそうだ)。

コメント

  1. lanova より:

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    これは都市部と地方との需要にもあてはまりますよね。人材が豊富な(はず)都会では、専門職(エキスパート)が可能でしょうけど、田舎に行けば行くほど、何でも屋さんが必要になってきます。それもかなり「できる」何でも屋です。だから都市部よりも田舎の方が能力育成には適しているのではないかと思ったりするんですが… Like

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    >lanova さん
    おっしゃるとおり。巨大なホテルでごく一部のパートを経験するより、地方の小さなペンションで、お出迎えから、食事サービス、おもてなし、お見送りにお掃除..などなどをこなす方が、サービスマンとしての基礎ができると思います(何をかくそう僕がそんなもんでしたから…)。図書館内での接客でも、あの時のペンションのオーナーの立ち振る舞いをイメージしながら、対応していたりします。 Like

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