公共図書館が、地域を支える情報拠点となるためには、[書籍]を購入して貸し出すだけでなく、地域の情報を集め、編集し、様々なメディアを使って伝える..などということも含まれるのではないでしょうか。そんなメディアのひとつに、Podcast(ポッドキャスト)は位置づけられると思っています。
・iTunes – Podcast アップル
ただ…気になることがありまして…ね。気がかりなんです。
僕はこんな風に思っているのです。
1.市民メディアは、小さいマスメディアではない。
2.プロの番組をマネする必要はどこにもない。
3.ラジオやテレビのようなスタイルに縛られる必要はない。
4.私たちなりの伝え方があると思っている。
等々あるのですが、どうしてもどこかの既存のラジオ番組の物まねになってしまうんです。僕の中に「ラジオ番組はこういうもの」が固まっちゃっているです。物まねの何がいやかといえば、物まねになった時点で[他のラジオ番組との]比較とかランクづけとかいう甲乙のヒエラルキーの中に入ってしまい、持っている機材だの、しゃべりくの上手い/下手などというのが出てきてしまうように思うのですね。
また、ラジオやテレビをみるとわかるのですが、放送の基本は「流しっぱなし」なんです。「フロー・コンテンツ」といってもいい。それに比べてPodcastは最初から保存してあるものを視聴者が選択して聞く/見るという「ストック・メディア」なんです。
そんなこんなを考えてしまって…Just Do It! とは思っているのですが、最初の一歩が踏み出せないでいます。
だから、プロのスキルを持っていながらも、放送局の番組モデルにとらわれず、それでいて視聴者に聞いてもらえるクォリティの番組づくりを考えるには…そういう方のご指導を受けてみたいと思っているのです。
僕の記憶の中には、目標のような方がいらっしゃるのですが、出会えた期間があまりにも少なく、何かを教えていただくということもなく…ただただ存在だけが大きくなっちゃって…という方がいるのです。出会った時にはすでにフリーだったので、番組ではみていないのですが、その司会ぶりなどをみていて…当時はかなりあこがれの存在でした。…もう二十年も前のことですが…そしてたぶん今も。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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世代的には「たむたむたいむ」が懐かしいです。勿論東京版。 Like
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ラジオは…あのだら〜っと長時間聞いている感じがいいんですよね。
Podcastは、いまのところ15分程度が限度らしいです。YouTubeのことも考えると、1エピソードは10分未満だと考えています。
それを、[放送スタイル]みたいに月曜日から日曜日まで、朝何時〜夜何時まで…というモデルはPodcastには合いませんので、そのあたりからマスメディアではないモデルがつくれるのでは…と、考えているのです。
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たしかに、パーソナリティがいて、合間に曲を流す。というのが、ラジオのイメージですよね。プロのまねっこなしで考えるなら、ほんとに地域密着で、どこそこのお爺さんが自分の好きな本を紹介とか、いったかんじで、素人丸出し。というのも、どうでしょうかね。所さんの、「笑ってこらえて」は、やはり、素人だからおもしろいってのもありますよね。どうせなら、地元の人に参加してもらいたいですよね。
良いコメントにならず申し訳ありませんが、そんなことを思いました。 Like
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>maimai さん
コメントありがとうございます。
難しいところなんです(そんなに深く考えなくても〜、とは思うんですけどね)。
ラジオとかテレビとか、すでにある[型]が決まってしまっていて、視聴者さんは[似ているものであれば、出来不出来の基準で比較する]ものなのです。素人丸出し感は、プロの番組スタイルがあるからこそ、そう感じてしまうんですね。
一方で、テレビ番組という作りではないYouTubeやニコニコ動画に対しては、視聴者は「素人丸出し感」を持たないんです。そもそも“そういうものである”が存在しているんです。それでも、テレビなんかよりも面白い。完成されたテレビ番組とYouTubeのような動画とは、そもそも[比較の対象にならない]です。だから成立する。
音声だけによるものでも、そういうスタイルがあるんじゃないか。そんな風におもっていて、どういう作り方をしたらよいのか…すご〜〜〜〜っく悩んじゃっているんです。
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