図書館の仕事をしておりますと、OPAC(オパック)とか、MARC(マーク)って言葉が行き交いますが…、今日、ふと、MARCって何だろう?って思ってしまいました。
機械可読目録/MAchine Readable Cataloging…頭文字をとってMARCと言いますが、かつて目録カードに記入していたものを、コンピュータに入力したデータ…と思っていただくと、よいでしょう。
国内では、TRCマークだとか、山中湖は日販マークですが、国会図書館がつくるジャパンマークだとか、その他にもいろいろとあるようなのですが、一言でいえば、図書のデータベース体系..なんですね。各社それぞれ工夫をしているのですが、現場の図書館では購入した図書が納品され、同時に送られてくるマークデータを、OPACという図書館情報システムに取り込ませ、一冊一冊受入れ処理をするだけで、貸出から、検索から…図書館司書が手を煩わせる事無く図書のデータベースができあがるのですが…..ふと、思ったのです。
これからも、本当にMARCは必要なのだろうか? と。
ウェブサイトを見れば、amazonや7&Y、紀伊國屋書店BookWebなど図書を購入するまでもなく、いわゆる本の情報(「書誌データ」と申します)は入手できるのです。そういう時代がこれからも当たり前になりつつある時代に、各図書館毎に、MARCを購入しなければならないのだろうか???と、考えてしまったのですね。
みなさんは、どう思いますか?
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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MARCは必要だと思います。はからずも、丸山さんが挙げられたオンライン書店3つはすべて「BOOK」という書誌データベースを使っていますね。「BOOK」本体のデータを見たことがないのですが、これもMARCの一種ではないでしょうか? MARCの規格(SIST03、SIST04参照)に準拠しているかどうかは知りませんが。bk1はもろにTRC-MARCを使っていますね。
必要かどうかという話とは別問題になる、購入する必要があるかということですが、それは購入する必要はないと思います。出版情報はそれこそネットを見れば入手できますし、古い本は国会のOPACを引くなり、本を見ればいい。受入した本は、自分たちで書誌データを作ればいい。その本を見ながらね。その手間を少しでも省くために、作った書誌データを流用してみんなで共有できる仕組みがあればいいのにね、NACSIS-CATみたいに。せめて、一般流通ルートに乗らない郷土資料だけでも、そういう仕組みがあったらと、切に願います。 Like
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>110kAさん
コメントありがとうございます。
図書館が必要とする、本当に最低限のMARCってなんだろう?って、考えているんです。図書館にあるべき情報と、ネット上で共有する情報、そしてなによりも、「みんなで育てるMARC」の有り様を考えてみたいと思っているんですね。
削って削って…これ以上削れないところにある情報って、
「その団体がつけたユニークなシリアル番号」と
「図書館の所蔵情報(開架、閉架、貸出中、予約、取置、延滞.とか」
だけになるような気がして…それ以外…書名・著者名・出版社名すらもネット上にあっていいじゃないかって思うくらいです。
bk1さんは、TRCさんの関連会社ですからね。そうそう、最近知ったのですが、TRCさんって(社)日本図書館協会の事業部が独立してできたんですって。 Like
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図書館がMARKを買うことを渋り、無償で書店に入力作業を押し付ける。
MARKが統一されてないので図書館別にMARKとソフトを購入。
せめて、各社の図書管理ソフトにテキスト取り込み機能ぐらい付けてくれないと書店は赤字です。
もう全国TRCで統一してくれたほうがよっぽど未練無く図書館から撤退できるのに。
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>TRCさんって(社)日本図書館協会の事業部が独立してできたんですって
そもそもTRCは1979年、社団法人日本図書館協会(JLA)納本事業部の業務を継承する形で設立された。TRCの初代社長は当時、講談社社長であり日本書籍出版協会理事長の服部敏幸氏だった。現在のTRC MARCの元はJLA目録カード印刷用のデータである。
大赤字だった納本事業部の業務を救済しようと業界全体が協力し、大手版元ばかりかトーハンはもちろん当時 日販も出資している。
ところがTRC 現在会長の石井氏の豪腕で図書館市場を半官的なイメージで独占した挙げ句、業界の鬼っ子扱いになっているのは有名な話である
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こんばんは。
以前から、まる3のMARCに対する考え方が、ちょっとよくわかりません。(笑)
まる3が書かれているように、もともとは、司書が目録カードに書誌データを作成して書いていたわけです。
今でも、MARCのデータを作成している人がいるんですよね。
で、新聞・雑誌などの記事の書誌データも、独自に作成している図書館もありますよね。
MARCの作成を、業者がやるか、図書館でやるかの違いで、さらに言えば、MARCを作成する人材を業者が雇うか、図書館が雇うかってことでは?
で、図書館には、そのお金がないというだけでは?
なので、MARC自体は、必要なんじゃないかな?
そもそも、AmazonなどWEB上の本屋さんの書誌データも、MARCなどを元にしてると思ってましたけど。(110kAさんが、BOOKと書かれていますね)
なので、逆にMARCがなくなったら(?)、WEB上の書誌データが、今のように存在するか、わからないかも?
ちなみに、電算化されていない学校図書館にいたときは、目録カードに自分でデータを作って書いてましたよ。
なので、小さな図書館なら、自分達で作るというのもありだと思いますけど。
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