図書館における選書は、ある意味で「司書」の聖域であったりする。
指定管理者による公立図書館でも、人件費の高い公務員さんが残っていて「選書」だけは民間に渡すまいとする。まぁ、それもその自治体の方針だから一概に悪いとはいわないけどね。
僕のつとめている職場では、選書は指定管理者職員が行なっているし、年に二回は地元村民のみなさんと、「選書ツアー」を実施し、夏休みに入ったところで中学生たちと行く「ジュニア選書ツアー」、秋には一般の方々と出掛ける「選書ツアー」を行い、それぞれ500冊以上の図書を選定してくる。
もちろん、選定リストから重複をチェックしたり、公序良俗に反するものなど一定のルールで絞り込むので、村民が選んだすべてを購入するわけではないが、それでも蔵書5万点ほどの図書館が他の図書館とは若干違う図書があったりする。
それでも…つぎのような本はなかなか選定されないのだけれど、やはり必要なんじゃないかなぁ…と、最近思うわけです。
女医が教える 本当に気持ちのいいセックス
宋 美玄 / ブックマン社
カーリル調査: 東京都49館、山梨県 0館。反戦ストリッパー白血病に死す―沢口友美伝
正狩 炎 / グラフ社
カーリル調査: 東京都22館、山梨県 0館。恋とセックスで幸せになる秘密
二村 ヒトシ / イースト・プレス
こちらは明日発売なので、都内・山梨県ともに0館公序良俗に反する内容ではない、むしろとても真面目な内容である。
ちょいと勇気をだして、選定リストに入れてみようかと考えている。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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