インターネット上のいたるところに、震災の記録に関するアーカイブが構築されはじめている。
・未来へのキオク(Google)
・3 がつ11にちを わすれない ためにセンター(せんだいメディアテーク)
・311まるごとアーカイブプロジェクト(ALL311)
・震災の記録を写真でのこす 東日本大震災 写真保存プロジェクト(Yahoo!JAPAN)
・東日本大震災アーカイブス (saveMLAK)
この他にも、公的な団体や学術研究機関、有志の個人や団体がいろいろなデジタル記録を保存する活動をしていると思われる。
僕自身もそうしたひとつに関わっているわけだが、多くのアーカイブが意識する/しないに関わらず、[囲い込み]的になっているのは、これまでにもデジタルアーカイブに関わってくる中で強く感じていたりする。
かつて、1995年の阪神淡路大震災のおり、それまでの[パソコン通信]から[インターネット]への移行を象徴する、インターVネットが登場した。今では信じられないかもしれないが、パソコン通信の時代の電子メールは同じプロバイダー(提携サービス)内でのみでのやりとりしかできなかった。それがインターネットを介すことで異なるプロバイダー間での電子メールのやりとりができるようになったのだ。
それを踏まえて現状を考えれば、東日本大震災におけるデジタルアーカイブは、それぞれの写真共有サイトやアーカイブサイトに依存するのではなく、相互にデータを閲覧/参照できるデジタルアーカイブの[上位概念]が必要ではないだろうか。ある写真はflickrに、またある写真はPicasa Webアルバムに、またある写真はWindows Live フォトギャラリーに…さらには単独のデジタルアーカイブシステム上に…それぞれのデジタルアーカイブの上位に位置し、全体を俯瞰できる[デジタルアーカイブ組織化サイト]。それをポータルサイトと呼ぶこともできるであろうが…そうした総合索引的な存在も必要ではあるが、さらに、写真共有サイトを融合できるような組織化サイト。
いま、そんなサイトが必要なのではないか…と考えていたりする。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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