SONY製の電子ブックリーダー「リブリエ」は、昨年の5月に生産を終了しているという。リブリエ対応の電子書籍サービスを提供しているタイムブックも事業として撤退するそうだ。
反面、米国amazon社の電子ブックリーダー「Amazon Kindol アマゾン キンドル」は好調だと聞く。
この差はなんだろうか?
日本では電子出版はなじまない…的な意見もあるかもしれないが、リブリエよりもさらに小さい画面であっても「ケータイ小説」を読む文化がある。それも無料ではなく、パケット代はもちろんかかっている。通信機能を持つAmazon Kindleでは、ネットと端末の間にパソコンを必要としない。これは、iPodがMacやPCを必要とするのに対して、iPod TouchやiPhoneが直接ネットに接続する機能持っていることに似ている。
図書館においても、デジタルライブラリーや電子出版などが取りざたされてはいるが、実際にはまだまだ十分に取り組まれているとは言いがたいし、取り組んだとしてもメーカーの動向に左右される状況は公共図書館的に言っても心臓に悪い。
そうそう、リブリエを導入した図書館があったように思うが、購入資料(電子図書)はどんな扱いになるのか…ちょっとだけ気になりました。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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まるさんは個人的に電子図書に対してどう思いますか?パーソナルなものとして読みたいと思われますか?私はどうも苦手です。何でかなあと自問するのですが、紙媒体に対する憧憬がいつまでも抜けきらないのと、読むもの=紙に書かれた(印刷された)ものという固定観念があるからかもしれません。それと本棚に並ぶという感覚。昔のCDを持ってはいてもLPレコードを手放せない感覚と似ているかもしれません。 Like
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かつて、HyperCardが登場した直後に、Expanded Bookというものが現れました。
CD-ROMがパピルスに匹敵する発明だともてはやされた時代もありました。
僕はそんな時代を見てきているせいでしょうか、電子出版に対しては、まだあきらめてませんし、これからなんだと思います。
例えば…のビジョンとして
・ハリーポッターに登場する「日刊予言者新聞」みたいなもの
・映画(邦画)「ジュブナイル」で大人になった主人公が呼んでいる新聞
があるんです。紙の質感(ペーパー感覚)はちょっとばかり必要かなぁとは思いますけど。
先日も「絵本」と「紙芝居」は全く別もの…とは、僕はあんまり思っていません。その延長線上に、有機ELや電子ペーパーで見る絵本や紙芝居が登場するようにも思っているほどです。紙に印刷された本のいちばんいやなところは、出版社の都合ですぐ絶版/重版無し…にしてしまうところでしょうか。 Like