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解決すべき課題は何か…

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大阪府の社会教育施設の多くは、ある意味でトップランナーである。
行き詰まった財政状況の中で、いかにして存続のために道を探し出せるか…いわゆる[大阪モデル]に取り組む、まさに最前線にいると思う。
そんな中で、開催されるこのイベントは、注目するものだと思う。

 ・今こそ、専門分野の司書・学芸員の“専門”を問う SENTOKYO

すでに多くの社会教育文化施設が、指定管理者制度に移行ずみである。それにもかかわらず、廃止や売却論が出てくることは、指定管理者制度に関心を持つすべての企業や団体は注目すべきである。そこにあるのは、そう遠くない将来の私たちの姿なのだから。

そんなところで考えてみたいのは、いわゆる施設の[管理運営]と[専門性]は、同じステージで議論できることなのだろうか…と。むしろこれらを別けて考えることで、社会教育文化施設は、もっと楽に維持存続できる道が得られるのではないだろうか。僕たちのNPO法人ではミッションの中に、『図書館・博物館等の学習施設の情報化およびサービスに資する事業』を掲げているが、特定の施設にこだわるものではない。むしろNPOの職員がその専門性をもって、必要とされる学習施設に赴くことだってできる(はず)である。

今月の『図書館雑誌』(日本図書館協会)では、「これからの図書館院制度」についての特集があるので、ぜひご一読いただきたい。なんといっても当館のホープも執筆に参加しているのですから。

コメント

  1. フォトボル より:

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    嫌な感じの雲が出ています。低気圧の加減だと良いのですが、となりの国の二の前にならないことを祈ります。他の観測装置は、通常の倍の数値ですが
    、よくあることなので、さらに異変があった場合にお知らせいたします。
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    > 鍵さん
    了解です。ありがとうございます。 Like

  3. SECRET: 0
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    こんばんは、早速ブログでご紹介いただきありがとうございました。呼びかけ人の1人は昨年来の友人でして、ホントにバイタリティのある方です。存続に向けての方策を必死で考えていますので、いろいろな形でサポートしてあげようと思っています。
    いろいろなブログでこの集会のことがアナウンスされて口コミで広まり多数の参加者が集まって活気ある集会になるといいと思っています。
    おっしゃるように施設の[管理運営]と[専門性]は私は違う土俵で議論すべきと思っています。どうもそのあたりの説明が社会文化施設に従事している方は不得手なのかもしれませんね。 Like

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    >motohirokoshiyama さま
    コメントありがとうございます。
    変なたとえですが、箸と洋食器(カトラリー:ナイフやフォークやスプーン)などの文化の違いなのかもしれません。西欧的プロフェッショナリズムには、ナイフはナイフとして、フォークはフォークとして、スプーンはスプーンとしての専門性があり、それぞれがお互いの領域を浸食することはありません(スプーンなどはスープからデザートまでも違うスプーンである)。これに比べて、箸を使う文化では、これほどまでに明確な専門性を持つ訳ではありません。
    これまでの[施設の管理運営]と[司書や学芸員としての専門性]は、もっときっちりと別けて考えていかないと、その時点ですでに[専門性の維持]は限界にきてしまうと思うのです。学芸員が雑芸員にならず、ライブラリアンとクラークの専門性を、箸ではなくナイフとフォークのようにきっちり別けて扱うことが、直営であれ指定管理者であれ、必要なのではないかと思うのです。 Like

  5. SECRET: 0
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     イベント呼びかけ人の谷合です。ご紹介頂き、ありがとうございます。
    越山さんにもいろいろお世話になっており、感謝いたします。一人一人の力は微々たるものですが、なんとか皆で知恵を絞って事態を好転させたいと考えています。
     おっしゃるように、「司書や学芸員の専門性とは何か」という問題、悩ましいものです。当日、どこまでつっこんだ話ができるか、これからお知恵をお貸しください。よろしくお願い申し上げます。 Like

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    >たにあい@社運協 さま
    コメント、ほんとにありがとうございます。
    大阪の状況は、現場の職員にとってはまさに死活問題。
    とにもかくにも、今出来る手を打つ(人事を尽くす)ことが大事ですね。
    それとこの手のイベントは、矢継ぎ早に第二弾、第三弾と打つ必要があると思います。「社会教育文化施設は誰のものか」を考えれば、PTからの結論が出た後の行動が決まるようにも思います。
    大阪は、心斎橋などの例をだすまでもなく、お役人ではなく町民が公共を担う風土のある土地柄だと思います。
    応援しております。 Like

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      温かい励ましの言葉、ありがとうございます。また当館もブログにもたびたびのコメントをありがとうございます。
    > それとこの手のイベントは、矢継ぎ早に第二弾、第三弾と打つ必要があると思います
     うぅ、それがなかなか次の手というのが…。などと言っていてはいけないので、そのあたりの知恵も28日に皆で絞ろうと思っています。
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