Kindleを見ていてふと思ったことなんです。
皆さんご存知の「赤毛のアン」。登場人物のアン・シャーリーが学校で赤い髪の毛をからかわれて、相手の男の子(ギルバート)を[石板]で叩くシーンがあります。当時の学校の授業では、紙と鉛筆ではなく、石板(小さい黒板)とチョークで、学んでいたんですね。
今回発表された、KindleDXは、書籍だけでなく、新聞や雑誌までもターゲットとしていますが、さらに[教科書]すらもその視野に入れているようなのです。つまり、学校の教室の中で、KindleDXを使って学習するシーンが、そう遠くない将来、米国の学校で誕生する可能性があるのです。それはコンピュータの時間ではなく、ごく普通の授業にです。教科書とノートの違いこそありますが、僕にはこのKindleが「赤毛のアン」の時代の[石板]みたいに見えてしまうのです。
そう考えてみると、同時代の日本では[石板とチョーク]を使うのは先生で、子どもたちは[半紙と墨]で学んできているんですね。それが今日[ノートと鉛筆]に変わっていった。この先デジタル装置がどのように変化するか、導入されていくのか予測は難しいですが、こう考えることはできないでしょうか。
書いては消す行為によって学ぶ[石板とチョーク]と、書いては捨てるあるいはその紙をとっておく[半紙と墨]との学び方の違いが、実は文化形成に大きな影響を及ぼしているのではないだろうか、と。
かつて理想のコンピュータとして描かれた、アラン・ケイ氏の「ダイナブック」や仮想装置「マジック・スレート」、StarTrekにも出てきそうな電子パッド等々…米国のデジタルデバイスは着実に未来に向かっている…と、感じてしまうのです。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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DSを使った授業って言うのはあるみたいですね。
教育用ソフトを使う、とは違う感じみたいですが。
へー、とか思いつつ軽く流したんで、詳細は良く分かんないです。 Like
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ちょっと気になるけど…DSかぁ。
できれば、Wiiを体育に取り入れるとか…あると面白いんだけどなぁ。
それにしても、日本の図書館に、WiiだのPS3だのが入る日って、来るんだろうか。 Like