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推定無罪の人間に対して社会的制裁を加えるのはいかがなものか

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お酒の度がいきずぎて、公園で服を脱いで、ちょっとばかり歌をうたっていたからといって、《逮捕》はないだろう…と思っていたが、さっそく処分保留のまま釈放となったようだ。

 ・草なぎ剛さんに関するニュース Googleニュース

僕は基本的に、逮捕=悪人的に取り扱い「逮捕された時点で既に有罪が確定」したかのごとく対応するマスメディアの姿勢が大嫌いです。逮捕はただ証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合にすることであって、基本的には身柄を拘束するなどという人権侵害を、酔っぱらって逃げる恐れも無く、誰もが知っている芸能人に対して《現行犯逮捕》すること自体が、ちょっと?(はてなまーく)なことではないか…と、思うのです。また、これ幸いにあぶない薬でも自宅にあるんじゃないか的な家宅捜索も、違法ではないけれど、やりすぎ感たっぷりな印象があります。

それにしても、総務省をはじめ民間企業のCMのスポンサーさんの、あまりに冷酷な対応に、「ちょっとこの国はおかしくなってないか?」と疑問を持ちますよ。繰り返しますが、現行犯逮捕は証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合にのみ適用される行為であり、しかも「逮捕=有罪」ではないんです。逮捕されても「無罪」の人はたくさんいるんですよ。有罪無罪はいろいろな証拠や証言や検察側や被告側の議論に議論を重ねて心情に判断することであるのに対し、逮捕はその場のいきおいで現場の判断ひとつのことなのに…と、僕は思います。

これは、メディアリテラシー的にも大きなテーマなので、あえて書いてみました。

【参考】
 ・推定無罪 Wikipedia

※社団法人デジタル放送推進協会の対応やNHK、民放各局、CMスポンサー企業さんの対応に対して、すごく違和感を感じるのです。というのも「犯罪者(有罪が確定した人)」に対してであれば、倫理上問題があるとは思いますが、逮捕=有罪ではありません。むしろ《推定無罪》です。それにもかかわらず、このような対応をとられる団体や企業が取っている態度は、逮捕=有罪の犯罪者扱いです。これはこの国の人権に対する考え方が歪んでいるのではないか…と、思うほどです。そういう意味で、《推定無罪》の人を使っている番組やCMなど対して勝手に終了させておきながら、損害賠償請求だのと言っていること自体、実はとてもおかしなことなのではないでしょうか。
※ということで推定無罪の人間に対して、いきずぎた対応をする企業や団体に対しては、不買運動をしようかとも思っています。

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