5月30日は、山梨県公共図書館協会の総会とその後の研修会があった。
今回の研修会は、とてもよかったと思いました。
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「図書館利用者から一歩踏み込んで」 近江哲史(おうみ・さとし)
図書館に対して、利用者の立場で見て考える視点を大切にしている方です。昭和8年生まれの近江さんご自身は、定年退職後
1.ヘビーユーザー
2.図書館ボランティア
3.図書館協議会
4.「本を読もう、流山」読書会
5.NPO法人 ながれやま栞(理事)
と、図書館の外側から、図書館を支援してこられた方で、わかりにくい図書館の世界に、「声ある利用者」として関わって来られた方です。
そして最近では、「声ある利用者」の団体としてNPO法人を立ち上げられ、ついには、流山市立図書館の1館の指定管理者にまでなりました。
6.図書館の指定管理者
プロとしての図書館長や職員を採用する
声ある利用者団体が指定管理者となることで、その目にかなったプロを採用して、現場の図書館に置くことができます。これは指定管理者制度を上手に使うことで、市民のための場所づくりを目指した、モデルケースだと思います。
ある日突然市民の知らないところで指定管理者制度が導入され、市民の知らないところで公募があり、市民の知らないところで業者さんが指定管理者になってしまう…そんなことが少なくない制度の運用があるなかで、流山市における指定管理者制度の導入/運用は、「公の施設」を「市民の場所」にするためのとてもよい参考となると思います。
このモデルが広がることを、期待しています。
(それには、市民力が必要となることは言うまでもないことですが…)
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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