まずは、東北地方太平洋沖地震およびその余震で被災された皆様に、お見舞い申し上げます。
多くの無くなられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、行方不明な方々が一日一時間でも早く発見されることをお祈りしております。
…それにしても、悔しいのだよ。
なぜ、この国で、観察対象となる事象も他の国よりも多く(地震大国)、スーパーコンピュータも開発できる国(ICT大国)、これだけの経済力も豊かさもあるにも関わらず、たかが地震一つ予知/予報ができない。これは本当に悔しいことです。
図書館でのレファレンスサービスでは、「回答」を提供することは原則として行なわない。古美術品の鑑定、病気の診断、法的な判断…などは、資料までは提供するものの回答はお客様である利用者さんが[自分で判断する=応えは自分で見つけて!]が、図書館レファレンスのスタンスである。
ならば…地震予知のための資料を提供して欲しい…と言われたら、図書館はどのような資料をて依拠するのだろうか?
動物の異常行動でもいい、地震雲や謎の発行現象を書いた本でもいい、電磁波による予知やら、はては某国の地震兵器である…といったものまで、実はたくさんあるのだ。
それらの資料を提供することで、あとは「地震予知は利用者さまご自身でどうぞ」というのも、図書館レファレンスでは、ゆるされることなのだ(むしろライブラリアンが「予知して◯月◯日に地震が起きそうですね」)等という事は原則としては《許されない》サービスである。
図書館には、これだけの資料があり、災害や地震に関する本も少なくない。多くの先人たちの犠牲の中で得られた情報もある。これだけのものがありながら…なぜ『地震予知はできないのか』
何かとても大きな[ミス]をしているんじゃないかなぁ…と、思えるほど。ハップル望遠鏡で宇宙の深淵をさぐり、加速器で素粒子の世界を解明し、医療から遺伝子工学などといった分野、もちろんICTの分野などの進歩/進化を考えると…気象予報があれだけ高精度に[限定された地域の何時から何時までの降水確率…まで予報できること]に対して、どういうわけか『地震予知』だけは、そうした科学の発展から取り残されているようにしか見えないのだ。
ひとたび、地震が発生すればこれだけ大きな被害/損害があるいわば、人類にとって生命と財産を奪う《敵》である地震。こいつに本気で立ち向かうヤツら…って、居ないのだろうか?
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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