お仕事をしている土地柄、観光客の増減にはちょっと関心がありまして、こんな記事を読むと、ほっとします。
・石和温泉郷 宿泊客2年ぶり増加 山梨日々新聞
社会行動心理学をひもとくまでもなく、テレビドラマの舞台になったり、撮影のロケ地になったり、新聞や雑誌などの印刷媒体に取り上げられたり…と、さまざまな形でメディアを通し目や耳に入る情報によって、次の行動が決定されたりする。
別の言い方をすれば、メディアに露出しない観光地では、十分な集客をみこめることは難しい(もちろんリピータのお客さんなど流行に左右されない人は除きますが)。
甲府や新宿などまち場にでれば、あだ歩いているだけも様々な情報を目にしますが、そういう時代であればこそ、観光地名が目や耳に入らないことは、ある意味で致命的な弱点ともなります。
山梨県の大型観光キャンペーンで目にする文字は「山梨」と「富士」。
残念ながら、「八ヶ岳」も「清里」もましてや「北杜」なんて名前は目には入って来ない。
社会行動の心理学の中でも、ぜひ観光行動の心理学を研究する学者さんに登場してきてほしい。ある意味で市場調査やマーケティング的であるが、実はもっと根本的な人間の「観光に対する行動心理」と「メディアの露出(数だけでなく質も)」の相関関係などを研究し現地の苦境を脱するための処方を…考えてほしいと…思わずにはいらません。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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