「エコツアーガイドスキルアップ研修会」にアポ無し参加しちゃいました。
エコツーリズムの人たちは、地域の魅力を掘り起こすのに[地域資源]という言葉を使っている。これは経済産業省あたりが使っている言葉なんだけど、これではエコツーリズムにたどり着けないんですよ。講師の方も主催された県の方も…[地域資源]をいくら掘り起こしてみても、たどり着けないものがある…で、どういう訳か(いやかなり確信犯的ではあるのですが)、つなぐNPOさんによる「まちミューツアー」は、そのあたりのことを実に軽やかに解決している。この違いは何だ!って感じかな。
答えは簡単。「地域資源」では見つからなかったもの。それは「地域コンテンツ」あるいは「地域の話題」や「地域の話題のネタ」という視点。地域資源の調査そのものは、実は過去いろいろなカタチで実施されているにも関わらず、肝心のその「地域資源」が持っている『物語』に関しては調査も掘り起こしも不十分…というか、手つかず。
つなぐNPOさんには、その『物語』に手が届いているんですよ。そこが大きな違い。
たぶん、そう遠くない将来。
エコツーリズムを推進しようとしている人たちと、地域コンテンツという視点をもって地域を見ようとしている人たちとが、どこかで一緒になる…とは思うのだけれど、今日は「これが縦割り行政の弊害か」と実感した感じ。
エコツーリズムのための「地域資源」を本気で考えるなら、これまでに地元のテレビ局(NHK甲府、UTY、YBS、各地域のCATV)が、地域の何を伝えたかをリストアップすればいいんです。そこにすでに「地域資源」も「地域コンテンツ」も、ちゃ〜んとあるんですよ。
※それにしても…日本人って何であんなに「コトバ」にとらわれるんだろう。というよりも、外来語をどれだけ歪曲すれば気が済むのかな…っていう印象も少なからずある。
※エコツーリズムとグリーンツーリズムが同じだって? 環境省が使う言葉と農水省が使う言葉の違いだって…おいおい。少なくともグリーンツーリズムは「農家の民泊」が基本。ペンションが「年金暮らし」を始めた方が空いている部屋を旅人に提供したのが始まりなのに対して(だから、pension(ペンション)なのよ)、農家が空いている部屋を旅人に提供しはじめたことで始まったグリーンツーリズム。エコツーリズム的に捉えれば、たぶん「農業体験型宿泊ツアー」がグリーンツーリズム。農林水産業に関わらないエコツーリズムはグリーンツーリズムじゃない…と、思うんだけどね。
※あ、僕も「コトバ」にとらわれている…かも。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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