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「読み聞かせ」の次へ

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なぜか、図書館の講習会というと、児童サービスの「読み聞かせ講座」が多い。
確かに、小学校低学年までの読書には、それなりに効果があるのだが、問題は小学校高学年あたりに始まる読書離れに対する仕掛けづくりなのだが、現在の児童サービスのあり方は、そのあたりがまったくといっていいほど、欠如している。

もちろん、学校でもクラブ活動やスポーツなど、子どもたちには絶対的に時間が無いといえばそれまでなのだが、一方で、世界的な学力テストにおける日本の子どもたちの国語力が低下していることも放置していい問題ではない。

そろそろ、図書館職員も「読み聞かせ」の次のことを編み出さなければ、生き残ってはいけないだろう。読み聞かせ対象者よりも上の学年/年齢に対して、読み聞かせよりも読力が向上する仕掛けを持ったプログラムづくり…とか。

この国の政策は、本気で子どもたちに読書を推進しようとしているのか…疑問に思うことが多々ある。「これからの図書館像」にふさわしい、図書館サービスを考えていく必要があると思うのだが、「児童サービス」においても、今までと同じで良い訳がない。

『If we teach today as we taught yesterday, we rob our children of tomorrow!』
(過去と同じように教えることによって、私たちは子供たちの未来を奪っていくのである) 教育学者 ジョン・デューイ

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