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図書館と時間

ちょっと興味深い記事

 ・時間が減速している:「宇宙膨張は加速」を疑う新説 WIRED VISION

僕たちは時間は一定であると信じている(時計を見ればわかる)。だが宇宙規模でみると、時間そのものが減速しているという説があるようで、減速する先にはいずれ時間が停止することが導き出される…とか。

 ・時間を表現する 天上に映りて麦を刈り尽くす

これもまた興味深い。

そんなものを読みながら、ふと図書館を考えてみる。ここには過去の出来事も、未来や空想の世界も、歴史上の人物や現在活躍中の作家など、それこと時間軸を無視しているかのように、“いま、ここに、ある”。そしてひとたび手にとり、ページをめくり始めれば、そこから新たな時間が“再生”される。これって何だろう。同じ事はTSUTAYAでも感じる。それぞれのDVDは間違いなく“いま・ここに・ある”のだが、DVDプレーヤーに入れれば、物語りの時間が始まる。これも言い方を変えれば、“現実時間と物語時間が同時進行する”

もしも宇宙が図書館やTSUTAYAみたいな存在で、僕らはたまたまどこかの本を読んでいるか、DVDを再生して見ているか…そんな状態にいるだけなんじゃないか…って。

もちょっと面白いのは、小説は文字によって時間を記述できる(ここには頭から読むという暗黙のルールがある)。また年表や音譜などのように、平面に時間を記述することができる。同じ平面でも写真や絵画では時間を記録できない。この静止画を別次元によってパタパタを連続して表示させることで、アニメーションのような時間を記述/再生することができる。再生すれば2時間ほどの時間を費やす存在が、ポンと1毎のDVD、1本のビデオとして、“いま・ここに・ある”ことの不思議さ。

図書館には、そんなREAD&PLAYを待っている時間が、たくさん詰まっているのだ。

コメント

  1. lanova より:

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    エントリー内容とは関係ないのですが、日本の児童図書の場合、図書によっては学年選定がありますよね。あれはどのような基準でまた誰によって選定されているのでしょうか?お時間のあるときにでも、教えていただければ喜びます。 Like

  2. SECRET: 0
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    >lanova さん
    コメントありがとう。僕も気になっていたところです。以前、
    Accelerated Reader のお話をうかがったとき、書籍毎に単語数や語彙によってポイントが決まっていて…なんて伺ってましたが、日本語の児童向け図書では、単語数でも語彙数でもないようです。…で、何が基準なのか、これは僕の推測ですが、「漢字」なんじゃないかなぁ…って、思います。国語(日本語)において学年毎に指導要綱で決められているのは、「漢字」なんです。学年毎に修得する漢字が決められていて、それをもとに各学年向けの図書が設定されているように思います。
    それと、最近こちらの公共広告機構+子どもの読書推進会議のコラボでこんなのがあります。
    http://www.ad-c.or.jp/campaign/support/09/index.html
    ポスターの文章をみるとわかると思いますが、日本の読書は「道徳」になっていて、読解力を重視していません。これによって、日本の子どもたちは文字や言葉にならない、場の空気を読むことを養われてしまいます。最近KY(空気が読めない)な奴なんていう言い方がありますが、日本の子どもの読書活動はそんな空気で満ちあふれているのです。 Like

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