リーダーのあなたに贈る実戦!NPOマネジメント
田中 尚輝 / 子ども劇場全国センター
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月末に、我らがNPOの理事会が開催される。
いろいろと解決しなければならない課題が山積み(?)であるが、それぞれ理事のみなさんの熱意を、どのようにNPO全体の事業として反映させていくのか。それが重要だろう。
ミッションを実現するための具体的な事業のあり方。「人・モノ・カネ・情報」という資源をいかに効率的に用いて、事業を成功させ、ミッションを実現するか。
これこそが、NPOマネジメントであり、NPO経営の真骨頂なのだと思う。
実は、「これからの図書館像」から「その次の図書館像」を描く場合に、どうやらNPO経営手法が効果的に使えそうなのだ。そこにちょっとばかりこだわりを持っている。非営利団体の経営はその次の図書館経営論として、十分に成立するように思われる。
NHKスペシャルでも放送していたが、地方自治体は、限りなく借金をし続ける経営モードから、いよいよ借金返済モードに切り替わってきた。
大返済時代 ~借金200兆円 始まった住民負担~ NHKスペシャル
そんな時代の中で、自主的な収入源を持ってこなかった公立図書館の存続は、とてつもなく厳しいものがある。図書館法への理解の無い方からは「赤字補填施設」とまで言われかねない。予算が削減される中で、図書館の現場が「あぁ、そうですか」と諦めるのではなく、それでもなお図書館存続のために戦おうとする人がいるならば、ぜひ今からでも、非営利団体の経営手法に注目して欲しいと思う。
僕らのNPOは、そうしたことを視野に入れながら、NPO法人の経営と指定管理者図書館の経営に挑んでいるのです。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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