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どこで《価値》が生まれるのか

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デジタルアーカイブの価値について考えている
今日は、《価値》の生まれる場所について考えてみた。
結論的に言えば次の4つの場所かな…と、今のところ考えている。

 ・プライベートな価値(Private Value)
 ・コミュニティな価値(Community Value)
 ・パブリックな価値 (Public Value)
 ・エリアな価値 (Area Value)

●プライベートな価値(プライベート・バリュー)
 個人的なものから、家族、一族など血縁の範囲で生じる価値。ご先祖様の写真、父母の写真あるいは孫のビデオ等、血縁家族の中で生まれる《価値》。希少なものに価値がつくというよりも、血縁関係の中での位置づけにより価値が生まれる。

●コミュニティな価値(コミュニティ・バリュー)
 ファン、マニア、同好会等々、特定の嗜好の中で生まれる価値。希少価値的な評価。「まんだらけ」などがつける値段は、この性格が強い。

●パブリックな価値(パブリック・バリュー)
 一般的、客観的、公開的な価値。ただし目利きによる評価が必要となる。いわゆる「
なんでも鑑定団」的に評価される価値。一度価値がつくと、そう大きく変動することはない。

◯エリアな価値(エリア・バリュー)
 特定の地域における価値。これは上の3つとは異なり、デジタルアーカイブが豊かになるにつれて、特定のエリアやスポット、ゾーンに対する価値が高まる。地域の話題、地域コンテンツ、地域アーカイブの量が増えれば増えるほど、その地域に対する興味や関心が高まるという意味で、デジタルアーカイブによって価値が変わる対象として《地域:エリア》があることを認識しておきたい。

ここまで書いていて、ちょっと思ったのだが、かつて堺屋太一氏が「好縁社会」を語った本の中で、世の中には「地縁」「血縁」「職縁」があり、これからは「好縁」社会が来る…といっていたことを思い出した。
そう考えると、

 《価値》って「縁」の中で生まれる

と思っても良いのかもしれない。
などと考えていたりする。

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