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デジタルアーカイブに関わるということ

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このブログのコメントで、TsunaguNPOさんとのやりとりの中で、デジタルアーカイブに関わる…ということについて書いてみた。

例えば写真ひとつとっても、世の中の写真の中で、自分自身で自由に使える写真は、

 誰からもお金をいただかず(依頼されたものでなく)
 自分のお金で買った機材で
 有名な行事を撮影したものでなく(祇園祭などは厳しいらしい)
 特定の施設内でもなく(店内や敷地内での撮影に許可がいるところも)
 自分のお金で出かけ
 自分自身で撮影し(レリーズ、リモコンを使っても自分自身がシャッターを切る)
 特定の人が判別できず(後ろ姿とか一部とか遠景とか)
 特定の企業や商品等のロゴやマークが写っていない

と、極めて極めて限定されている。自分で撮影した写真ですら、制限がかかるのである。

だから、デジタルアーカイブに関わることの大原則は「世の中のすべてほんとんどの写真は“使わせていただくもの”」なのです。

その代わり「私に関わらせていただければ《価値》があがりますよ」とする。プライベートにおいても、コミュニティにおいても、パブリックにおいても…そしてなによりも、その地域に「間違いなくそこに生きていた証し」を残すことができる。

家の中のアルバムの中にしまわれたままだったら、そこまでの価値がないまま埋もれ消え去ってしまいますよ。それはここで埋もれるだけでなく、あなたの子々孫々に向けても伝え残すことができなくなりかもしれませんよ(脅してどうするぅ?)。

デジタルアーカイブに関わるものは、
 1)使わせていただき
 2)活用し価値を高め
 3)記録した方の生きた証しを残し
 4)話題が増えることで地域を豊にする
そして
 5)ほんの少し関わる人に施しが回る…

そんなことを考えながら、そのための仕組みづくりに取り組むことが肝心だと思うのです。

コメント

  1. TsunaguNPO より:

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    そういうことでしたら「わた人」はまさにぴったりの方法でしょうね。「わたk人」が、100とか200とか生まれたらいいなあ・・・。 Like

  2. SECRET: 0
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    >TsunaguNPO さん
    お気づきだとおもいますが、まちの話に興味や関心を持った方は、ほぼ同時か次の段階で、「人」に関心をもちはじめます。
    有名人ならまだしも、一般の市井の人では十分な記録がなかったりします。
    僕は以前、「墓誌に刻まれた数行(数十文字)」にその人の人生を感じたことがありました。それが「わた人」で伝え残すことができるなら、素敵な事だと思います。
    これを書くとひんしゅくを買いそうですが、戦争や大きな災害や事故の場合に、慰霊碑などりっぱなものが立ちますが、普通に人生を終わられた方だって、語るべき人生があると思っています。そういう意味でも「わた人」はすごいです。
    ちなみに…「わたじん」「わたひと」「わたびと」?
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  3. SECRET: 0
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    そういえば、早川町で2000人のホームページ…なんてありましたね。
    いまなら、
    「全住民のブログ開設事業」なんてのもありかなぁ?
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  4. go男 より:

    SECRET: 0
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    「わたじん」と呼んでいます。
    みんなはあああ・・・・という感じですが
    「わたしの人生」のつづり方、ですから
    ま、わたじん、でいきたいと。わた人、書いた?
    みたいになっていくといいなあと。
    先日、生涯学習センターにチラシを
    置かせてもらいにいったら
    職員の方とお話ができました。
    センターでは、年間で自分史を募集し、
    コンクールしているそうです。
    ただ、自分で印刷した自分史を対象にコンクールを
    しているそうで、自分史講座はいまはしていないそうです。センターで、自分史講座などをつなぐが受け持てたらいいなあと思いました。印刷も、通常の方法よりもかなり格安ですし、なんちゃってカラーでもあるし、デザインもそこそこはしてあるので、お得かもと。笑 Like

  5. SECRET: 0
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    Living Library http://living-library.org/ とか、
    Life Logなどに似ているかもしれません。
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