デジタルアーカイブの価値について考えている
今日は、《価値》の生まれる場所について考えてみた。
結論的に言えば次の4つの場所かな…と、今のところ考えている。
・プライベートな価値(Private Value)
・コミュニティな価値(Community Value)
・パブリックな価値 (Public Value)
・エリアな価値 (Area Value)
●プライベートな価値(プライベート・バリュー)
個人的なものから、家族、一族など血縁の範囲で生じる価値。ご先祖様の写真、父母の写真あるいは孫のビデオ等、血縁家族の中で生まれる《価値》。希少なものに価値がつくというよりも、血縁関係の中での位置づけにより価値が生まれる。
●コミュニティな価値(コミュニティ・バリュー)
ファン、マニア、同好会等々、特定の嗜好の中で生まれる価値。希少価値的な評価。「まんだらけ」などがつける値段は、この性格が強い。
●パブリックな価値(パブリック・バリュー)
一般的、客観的、公開的な価値。ただし目利きによる評価が必要となる。いわゆる「
なんでも鑑定団」的に評価される価値。一度価値がつくと、そう大きく変動することはない。
◯エリアな価値(エリア・バリュー)
特定の地域における価値。これは上の3つとは異なり、デジタルアーカイブが豊かになるにつれて、特定のエリアやスポット、ゾーンに対する価値が高まる。地域の話題、地域コンテンツ、地域アーカイブの量が増えれば増えるほど、その地域に対する興味や関心が高まるという意味で、デジタルアーカイブによって価値が変わる対象として《地域:エリア》があることを認識しておきたい。
ここまで書いていて、ちょっと思ったのだが、かつて堺屋太一氏が「好縁社会」を語った本の中で、世の中には「地縁」「血縁」「職縁」があり、これからは「好縁」社会が来る…といっていたことを思い出した。
そう考えると、
《価値》って「縁」の中で生まれる
と思っても良いのかもしれない。
などと考えていたりする。
![](https://maru3.life/wp-content/uploads/2020/08/IMG_8615.jpg)
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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