人の縁には、血縁、地縁、職縁、そして堺屋太一さんが提唱した好縁というものがあり、それぞれのつながりがある…と、書かれていたような。
そんな視点で見ていると、実は職縁でもなく、好縁でもない…それでいてかなり強力な縁が生まれて来ているように思います。
僕はそれを、「志縁(こころざしえん or しえん)」と呼びたい。
例えば、社会的ミッションを共有するNPOにおいては、有給の職員だけでなく、無給のボランティアとして参加される方も多い。そんなNPOで繋がる縁は、職縁でもなければ、単に好き…という好縁でもない。もっと強力な、世の中を少しでも良くしていきたい…という、志による縁である。
また、営利企業においても、血縁ではないファミリー的企業が力を発揮し、星野リゾートさんや和民さんなどは、ひょっとしたら、単に職縁だけでは計れない底力を持っているように思える。
そこには、お客様に喜んでいただくためにはどうしたらよいか、そのビジョンを社員全体で共有し、一人ひとりが主体的に仕事をする環境がある。これは立ち上げ期のIT企業にもよく見られる傾向だったりします。寝食を忘れて、仕事に取り組める底力を、この「志縁」にはあるように思う。
さて、その「志縁」だが、この縁をつくるには、ビジョンが不可欠なのである。
実現したい未来像を共有し、その上で一人ひとりに何ができるかを実践する環境が必要なのである。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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