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あえて、行間を読むな…と言ってみる

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子どもの読書活動を推進しよう…とか、なんとかテストの結果がどうの…とか、いろいろ言われているにも関わらず、根本的に見直そうという動きを感じることはない。

そこで、あえてこう言ってみる。

 ・行間を読むことを強いるな。

 心を養うとか、感性がどうのとか言うのではなく、そこに何が書かれているか、まずは文字を読め!と言ってみたい。表現されないことは伝わらないことを知れば、自分の意志を伝えるには言葉にしなければならないことを知る。

 最近では、読書感想文を書かせることは少なくなったと聞くが、結果論としては賛成だが、その動機についてはまったくもって惨憺たる状況だ。「感想文を書かせると本を読まなくなる」だって。僕も読書感想文を書かせることで善しとすることには、大反対。むしろ、文字として書かれていた事から何を読み取れたかを確認するための、読書クイズ/読書アクティビティをすべきだと思う。

 このブログでもときどき紹介しているが、米国にあるAccelerated Readingの日本語版が欲しい。日本の教材会社や図書館サービス会社は何をしているのか!と憤りにも近い思いを感じる。あふれる電子機器のマニュアルは読まないんじゃなくて、もう読めなくなっているのだ。書かれている文字が読み解けない。この国の将来を憂う以前に、文字を持った生命体としての危機感すら感じる。それも、誤りに気がつかない教育のせいで。

 あえて、行間を読むな。書かれている文字を読め!

と、言ってみたりする。

コメント

  1. After内藤 より:

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     「行間を読む」なんてのは行の本体を全部読んでる者に対するアドヴァイスですからね。「先に行間から読め」じゃ何も読み取れなくて当然です。書いてないんだから。
     読書クイズは出題者が精読してなければ無理です(汗)。 Like

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