今僕が山中湖情報創造館の将来に描いている姿は、ひょっとしたら[図書館]という枠(あるいは壁)に納まらないものかもしれない…と、思い始めている。
それはたぶん、立地が「富士箱根伊豆国立公園」の中でさらに「山中湖文学の森公園」の中にあることも、少なからず影響している。
地域の自然や環境、歴史や文化、この土地にゆかりのある人物などを、語り伝えたいと思い始めている。これはもはや「図書館サービス」の枠からはみ出していると思う。
と、ここまで twitterでつぶやいてみた。
博物館や美術館内での「ガイドツアー」や、まち歩きやフィールドミュージアムなどのでの「ガイドツアー」に、僕のイメージとは少し違うかな感を感じていたりする。それはたぶん、ビジネスやセミナー/講演会におけるプレゼンテーションなどでも感じることとも同じなのだ。それを今すぐ僕に「じゃ、やってみろよ!」と言われても自分のイメージ通りに自分でも振る舞えない歯痒さもあるのだけれど、やっぱり今のスタイルじゃない。
イメージに近いのは、お客さんを前にした[劇]なのだ。そこにあたかも[一人芝居]が存在しているかのような、そんなガイドツアー/インタープリテーション。
場所がら、自然豊かな観光地ではあるけれども、自然や環境についてだけでなく、山中湖の歴史や文化、ゆかりのある人物を題材にして、「そこであたかも一人芝居が始まったかのごとく、観客を魅きつけるガイド/インタープリテーション」のあるシーンを作りたい。と、そんなことを考えている。
現状として館長まで図書館サービスのシフトに組み込まれているので、なかなか新しい取り組みに時間を割くのは難しいのだけれど、次の期間にも指定管理者の機会を得られるならば、そんな姿を描いてみたい。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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>[図書館]という枠(あるいは壁)に納まらないものかもしれない
創立当時から「『図書館』って名前じゃないから図書館法のくだらない制約を受けなくていいよね」って言ってましたよね。いよいよ具体的に姿を現し始めるのかな? Like
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いよいよ、各パーツの子育てをはじめますか Like
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みなさん、コメントありがとうございます。
これまでの6年間は[公共図書館]としてやってきましたし、規模こそ小さい図書館ですが、他の図書館とも遜色のないサービスを提供していると思います。
ただ、それでも充分でないのが「地元村民の方のご利用」なのです。ここを伸ばす必要がある。それには「文芸作品をタダで借りて読む」だけではダメなんですね。
一方、実は山中湖には「ネイチャーセンター」も「ビジターセンター」もありません。無くても観光のお客さんはいらっしゃってましたから。ただエコツーリズムやガイドツアーなどの要望も増えてきており、そうしたツアーに[地域の話題:地域コンテンツ]を提供できる機関がないのです。山野草のガイドツアーやバードウォチングから、三浦環を語り、鎌倉往還を駆け抜けた戦国武将を語り、フジマリモ発見物語を語れる…そんなインタープリテーションがある[山中湖]をイメージし、そのための情報拠点が作れた良いなぁと思っているのです。 Like
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ウエブはお任せします、ガイドブック作りを
すすめられたらと。笑 まだつなぐがつくった1種類しかありません。少なくとも5種類はつくれるでしょう。山中湖村の村長さん、よろしくお願いします。笑
繋ぐNPO山本育夫 Like
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多分丸山さんが想像しているのに近いイメージがあるとしたら、ミュージアムシアターなんじゃないかな。これはミュージアムの展示物を舞台にある種の劇を演ずる、というようなスタイルなんですけどね。 Like
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それから結局行き着くところはセンターなんですよね。
何でもありの場所。多方通行路。せんだいメディアテークなんかが、実現していますよね。あと山口情報芸術センターとか。せんだいは、かなり地域に浸透し始めています。 Like
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ただ、しいていえば、ここも、図書館は図書館だし、展示場は展示場・・・いくつかの施設が寄り合っているだけで、相互が交流しながら新しい展開を生み合う、というようなところまではまだいってないでしょうね。 Like
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ハードである施設にはやはり限界があるように思う。
抱え込むと大変ですよねー。縦割り行政とかいうけど、実は建物行政なのです。建物が意識を区分けしちゃう。としたら・・・・ Like
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そうですね。先進的な取り組みは複合施設としての規模が大きいのでたいへんそうですね。ミュージアムシアターは気になりますが、そんなに[舞台で演じてます]というような力を込める感じではないです。たぶんイメージしていただけると思いますが、映画「ナイトミュージアム2」のラストシーンで、夜も開館している博物館のシーンがあるのですが、動き出した展示物自身が「インタープリテーション」している。
日本の博物館でも、劇場風の場所ってつくりますよね。県立科学館や愛宕山少年自然の家にも、ステージとそれを囲む階段状の椅子席。それですら充分に利用されているとはちょっと思えない(使っていたらごめんなさい)。伝えたいコンテンツを持ち、ある程度人前で演じられるだけの素養があり、決して上から目線にならず、お客様に楽しんでいただきながら、最後には「へぇ〜そうなんだ」と理解と関心にむすびつける。それはパネル展示やディスプレイだけで終わらない。直接[人が語り伝える]場のイメージ。
うまくいくといいなぁ。
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うまくいくといいですね、期待しています。 Like
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あ、それからミュージアムシアターですけど
これは舞台、という感じじゃなくて
たとえば昭和の居間の再現展示の中で
観客かと思っている人たちが自然に演じていて
やがて自然にいなくなるみたいな感じのミニドラマなんです。もちろん観客の中にはそれが演技だと気づかない場合さえあります。
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またまた悪い癖ですが(笑。 そのミュージアムシアターはどこで見れるのですか?
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Amazon.co.jp: ミュージアム・シアター: C.ヒューズ, 安井 亮・松本 …
という本が出ています。創造館でも購入したらいかがでしょう。僕は買いました。笑
内容紹介 ミュージアム・シアターとは、博物館でおこなわれる演劇のこと。展示内容を説明するひとつの手段である。 … ミュージアム・シアターとは、博物館の施設の中で、あるいは博物館が提供する舞台装置で行う、芝居もしくは演劇的な手法のことをいう … Like