以前にもこのブログで、「図書館でハンズ・オン」についてちょこっと書いてみた。
・図書館でハンズ・オン 丸山高弘の日々是電網
そしたらなんと、カレントアウェアネスにもそんな記事が…
・子ども向けの体験型情報環境プログラムを実施した図書館が「未来の図書館賞」を受賞(米国) カレントアウェアネス
そうかそうか。
僕のやっていることは、間違いじゃないんだな(と、ひとりで納得)。
ただ…いまのところ…あんまり評価されそうにもない…のが…
でも、こうした[情報や知識へのアクセス]に対する体験型プログラムが図書館にも必要だと…本当に思っているのですが…。どうして今の日本の図書館(特に公共図書館)では、そういう取り組みがきちんとなされないのか…不思議でしかたありません。お話し会や映画会もいいんですけど、インターネットが世に出回ってからすでに10年以上も経っているのに…ですよ。ほんとにもぅ!…って決して腹いせまぎれに書いているのではありませんから….たぶん。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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図書館だと資料は手に取れるしなぁ…と思いながら読んでいました。
夏休み企画的に、公民館でやっている講座とかぶるような気もします。(天体観測やコンピュータ操作など)
他にも図書館では資料装備体験やら、図書館探検など、普通にやられていますし…
情報探索の講座なら案外すぐに出来ますね。
総合学習の時間みたいな時間で、呼ばれて話をすることもあるとこではあるようですし。
私は個人的に『図書館で』やらなきゃいけないわけでなく、学校または自治体でどこかが企画すれば良いことだと思うんですが…
アメリカ事情には詳しくないのですが、日本の公民館や生涯学習センターみたいな機関ってあるのでしょうか?
どうも、図書館がその役割も担っているような感じがします。 Like
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> ハミルカさん
聡明な方です。米国には日本の公民館や生涯学習センターみたいな機関は、存在していないようです。だから、公共図書館がそれを担っている…と思うのは、日本的見方です。
図書館があるのだからそんなもの必要としない…とする国と、図書館があっても公民館や生涯学習センターをつくってしまう国の違いは、かなり大きいと思います。
また、図書館で学ぶ以上のことを求めるならば、大学に行くことを選択する国と、社会人が大学にもどって勉強する事がとても少ない国との違いも、さらに大きなものだとおもいます。
なんでもかんでも米国のやり方がベストだとは思っているわけではないのですが、図書館が「無料貸本屋」と揶揄されていることを放置してきたこの業界の罪は…小さくないと思います。
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『だれが「図書館」を殺すのか(or殺したのか)』(笑)
って、考えると、日本のお役所の縦割り行政なんだろうなと。
図書館でよくある映画会を公民館とかと別の視点でやろうと思っても、同じような事業は1箇所で却下されましたし…
まぁ、浦安図書館の新聞クリッピングが如く、「公民館講座や生涯学習センター講座より、図書館の講座が充実していて勉強になる」って言わしめるようにするのが、チェンジ!の第一歩なんでしょうけどね。 Like
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>ハミルカさん
お役所の縦割行政が殺したのは、たぶん図書館だけではありませんので、ご安心を(?)。日本人のメンタリティというには、あまりにも事が大きいのですが、[権威を誇示し統治する側]と[責任を放棄し従順なる大衆]の構図が図書館という現場で軋轢を生んでいるのではないか…と、思ったりもします。責任を為政者にあずけ従順である限り、自己責任などはありませんから(政府がそう言った、お役所がそう言った、先生がそう言った、大人がそう言った…であれば、図書館が充実して個人が正しい情報を収集し判断し責任を持つなんていう面倒なことは必要ありませんから)。
チェンジするには、他の機関でやってないことに手をつけると良いんじゃないかな…なんて思っています。図書館では、1つはICT(情報通信技術)に関する事か児童館以上の子どもたち(ティーンズ)を対象としたプログラムあたりかなぁ…と、思っています。他の生涯学習機関ができることをわざわざ図書館で実施するのではなく、今この時代に「図書館でしかできない(であろうと思われる)こと」から、チャレンジし、そこからチェンジが始まる…なんてね。
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こんにちは、ここはいつ読んでもおもしろいなぁあと思います。
私が疑問に思ったり気になっていることが図書館の館長からこんなにも気軽に語られることに結構 図書館への希望を抱いてしまう私です。
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>ひなこ さん
ぜひぜひ、図書館への希望を抱いてください。
あるとき、ふとこんな風に思ったことがあるのです。
「今は、公共図書館の役割を公立図書館が担っているだけなんじゃないか」と。
ニューヨーク公共図書館の例ではありませんが、公共図書館の担い手は非営利団体(NPO)であってもいいし、私設図書館(家庭文庫など)も開かれたものであれば、パブリックなライブラリーなんじゃないかって(すくなくともプライベートでクローズドでなければ…)。
そんな非営利団体や個人による「パブリックな図書館」像を、ぼくたちはもっと描いていいんじゃないか…なんて、思うのです。
もしも、ブックカフェが注文しないお客さんも受け入れくれれば、そこもひとつのライブラリーである…くらい、懐を広く深くしていければいいなぁ…なんて思ってます。 Like