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紙芝居の行く末…

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来月のイベントで、「紙しばいがはじまるよ〜」を開催する。
それなりの演出をしながら行う予定なのだが、ふと紙芝居を考える機会となった。

一見、紙芝居って時代錯誤的なところがあり、子どもたちは3DCGの効いたゲームや映画/アニメなどに関心があるから、紙芝居なんてもう見ない…などと決めつけている大人が多いようだ。実際に紙芝居出版社は、2社しか存在していない。

【紙芝居出版社】
 ・童心社
 ・教育劇画

子どもたちにとっては、絵本の読み聞かせもさることながら、紙芝居はそれなりの演出を含めた実演を伴うため、実はちょっと上の年齢でも受入れられるのだが、残念なことにそうした紙芝居コンテンツが不足しているのが実情だ。『紙芝居=ちいさな子供向けの道徳話』という大人の間違った先入観で、この市場が小さくなってしまっているように、強く感じる。

今回のイベントを企画したスタッフと、あれやこれや考えているうちに、
1)歴史もの紙芝居がないだろうか…とか
2)落語もの紙芝居はないだろうか…とか、
3)伝記もの紙芝居はないだろうか…とか….
という話になった。3は外国人を扱ったものがあったのだが、残念ながら日本人の伝記を扱った紙芝居は存在していなかった。「黄金バット」のようないわゆる冒険活劇的な紙芝居はもはや絶滅。非常に残念に思う。とても思う。

また、一方で芸人さんの世界では、「紙芝居の進化形」が誕生していることにも注目して欲しい。

 桜塚やっくん
 ウメ

のふたりは、紙芝居が持つライブ性/ライブ感を、新しいレベルに持ち上げたように思う。やっくんは、会場の客席から紙芝居に参加してくれる人を選び、観客参加型の紙芝居を成立させている。また、ウメさんは…なんといいましょうか、脱力系ではあるのですが、紙芝居のルールをひっくり返しましたね。オートリバースな紙芝居であり、その度に同じ絵なのに話の筋が変わっていても、ちゃんと成立している。しかもどちらも笑いを取っている。

以下は、まちがっても職場で見ない様に。笑いすぎます。
 ・ウメの紙コント YouTube

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