以前は、
「情報」を食べるとか「知識」を食べるとか何とか言っていたような気がするのですが、[情報」とか「知識」ではないんです。強いて言えば『物語』のようなもの。
テレビを見ても、いわゆるしゃべくりの上手い人や、話題の豊富な人は、それなりに人気があるんですね。
そしてこれは、人だけではなく地域にも言えること。
話題の豊富な地域は、やはり人気があるんです。
たぶんこれまでの、地域活性化とか、まちづくり、地域おこしとかが、必ずしも成功に結びつかないのは、その『話題』が一過性だったりするからなんです。継続的に『地域の話題』を提供し続ける仕組みをつくることが、地域を元気にする近道なんじゃないでしょうか。
そして悲しい事に話題を提供できなくなった地域から、どんどん衰退していくのです。
さらに、これまでは「地域の話題」をテレビや新聞や雑誌などのマスメディアが取り上げてくれることが必須条件だったのですが、インターネットの時代においては、メディアが取材に来るのを待ってなくてもいいんです。自分から地域からどんどん『話題』を提供し続けていけば。そのための機材もソフトもどんどん安くなっています。無料のサイトもたくさんあります。あとは『地域の話題を掘り起こし提供し続ける《人》』の育成ですね。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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キツネのお面ですが、「八ヶ岳歩こう会」の方に聞いていただければ・・・入手できるかと思います。 Like
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言われてみれば、魅力的なのは「知識の豊富な人」ではなく「話題の豊富な人」ですねぇ。
以前から「知ってる」事と「解ってる」事は違う、と思っていましたが、そういうところに出るのかも知れません。 Like
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そうですね、そしてもう一つ付け加えるならば、行政主体のところは似非活力でしかなかったということです。地の人間がどれだけ自分の地の魅力を伝えようとしてきたかなのではないでしょうか。 Like
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今日は、日曜版、有り難うございました。地域の活性化大変大きな問題ですね。清里を見てみると、2回のブームがあった。ピークは、昭和63年(1988年)NHK大河ドラマ・武田信玄でした。清里の大河ドラマセットには、何十台もの大型観光バスで多くの観光客が来た。ノンノン等の雑誌の特集記事などでペンションブームで、清里の原宿化が起こった。今は見る影も無い。
清里の原宿化や信玄講ブームに危惧した男がいた。萌木の村・舟木上次氏。清里開拓の父、ポール・ラッシュ博士の「最善を尽くせ、しかも一流であれ。」を胸に、清里フィールドバレーコンサートを毎年実施し、8千人以上の人を集める。萌木の村には、年間40万人以上が訪れる。今年の夏舟木氏と久しぶりに話をしたとき日本にスペシャルオリンピックを誘致して、実施したいと熱っぽく語られた。また、オルゴール博物館のオルゴールを集めるのは大変だったでしょうと言うと、彼は、お金ではないよ。人と人のつながりだよ。コレクターは、本当にコレクションを生かしてくれる者がいれば、こころよくゆずってくれるよ。企業も人、地域も人、国も人。衆知を集め、果断に実行し、成功するまでやり続ける人物が必要だ。 Like
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>ひろ坊さん
私的複製の範囲では合法なんですが、そこから先は…プチ違法なんです、ホントは。
船木さんは尊敬する経営者の一人ですね。あ、企業の経営者ということではなく、地域の経営者として。ビジョンを持ち、ミッションに取り組む姿は、僕のロールモデルの一人にさせていただいております。
清里のブームをできれば、学術的(観光学や地域情報学、社会行動学など)で分析されている研究者の方がいらっしゃるとよいのですが、最初のブームであった1970年後半でした。その中で1981年に僕は清里のペンションでのアルバイトで、当時のブームをよくおぼえています。ちょうど株式会社萌木の村の各工房がオープンした時期でしたね。
1988年といえば、もうひとつ。ポール・ラッシュ祭〜八ヶ岳カンティフェア〜が再開した年です。その年にもなぜか清里におりました。ちなみに、僕が最初のMac (Macintosh Plus) を使い始めた年でもあります。
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清里は,マスメディアによる「話題」によってブームになり、マスメディアによる「話題」が去ってブームが終わった地なのではないかと思っているのです。そこで、船木さんは地域の話題になる事業を興し、キープ協会もまた環境教育などを通じて地域からの話題を全国に伝えている。今清里で話題を提供できているスポットはそのくらい。
あ、それと「ともにこのもり」とか「日本一の朝プロジェクト」もありますね。ただ、残念ながらそれが全国・全世界に伝播していない。インターネット時代であるにも関わらず、「地域の話題」が伝わらない…このあたりのジレンマにも似た思いが、僕には生涯のテーマとしてあったりするのです。
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