失敗は成功の母という。
失敗を失敗のまま終わらせていればそれまでのことだが、何故失敗したのだろう、どうすれば成功するのだろう…と、考えればちゃんと「母」になってくれる。
カイゼンもまた同様。
“めんどくさい”を”めんどくさい”のまま終わらせてしまえばそれまでのことだが、どうすればめんどくさくなくなるだろう…と、考えればこれもまたちゃんと「母」になる。
前任者の申し送りだからとか、今までこうやってきたから…というだけで、めんどくさいままの仕事をしていないだろうか。どうしたら、もっとめんどくさくない方法で同じことがでいるだろうか…ということは、「考えながら仕事をする」ことの基本かもしれない。
さらにまた、これは手法だけに留まらないことが肝心。
目的を達成できるのであれば、今までとまったく異なる方法でもOKなのだ。
※世の中は今「仕様発注」から「性能発注」に向かうのだよ※
日本人はとかく「作法」を重要視する。もちろんそれも大事なことはわかるのだが、日々の仕事の中で、「目的を達成するためには手段を選ばす」「課題を解決するなら手法を選ばす」的なカイゼンを日々考え、試せるだけ試し、その中からベストな解決方法に向かう事が、大切だと考えている。
もう一度言う。
“めんどくさい”はカイゼンの母
そうできるかできないかは、本人次第だけど…ね。
—
こうやって書き出してみるとわかってくることがある。
1.要領の良い生き方として、今の場面が[仕様発注]なのか[性能発注]なのかを見極める事(特に上役さんがいる場合など)
2.それでも[仕様発注]対応のようにみせて、実は[性能発注]的に処理する(いわゆる要領のいい奴)
3.たぶん日本的[仕様発注]的業務指導は、いわゆる先輩を敬う的な思想に基づいている(儒教的?)。
4.悪くするとそれは、「権威主義」を助長することになる。
5.いわゆる「悪しき習慣」を当たり前のこととして、継承してしまう。
6.そう考えると、OJTもちょっと考えものかもしれない。
めんどくさいをカイゼンの母にすることで、
・余計な手間を省く
・時間の節約であり、その分他の作業やサービス向上に当たれる
・手間だけでなく、経費も削減できる
・場合によっては、労働時間を短縮できる
・ひょっとしたら、すごい発明が生まれるかもしれない。
等々、
たぶんちょっとでも「権威」を誇示するような職場だと、それはできないかもね。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
SECRET: 0
PASS:
「楽をするためには努力をいとわない」事こそが肝要なのだと先輩から教わった覚えがあります。 Like
SECRET: 0
PASS:
「楽をする」というのは、無駄を省き、効率を高め、1回で済む事は1回で済ませ、その他もろもろの手間と時間をかけずに、同じ結果を得るためであれば、『どんな苦労もいとわない』姿勢が大切ですね。
パソコンを使っていて、すごく実感する。
同じデータを何度も入力していれば、それだけ手間と時間と経費がかかるし、入力ミスを犯しやすいし、訂正があった日にゃ、すべてのデータに手をいれなければならない…そんな事はめんどくさいことだし、もうちょっと「楽」できる方法は無いか…と考えて、リレーショナルデータベースが生まれた…といっても過言ではないだろう。
たぶん、多くのパソコン使いたちは、基本的に「めんどくさがり屋」じゃないと務まらないかもしれない。
Like