このままでいくと、ひょっとしたら図書館のレファレンサーよりもはるかに優秀な《利用者》さんが登場する…かもね。
それにしても、司書課程が大きく改訂される中で、文献だけでなくネットに強い司書…云々ということが言われているようだが…残念ながら重要な点がすっぽりと抜け落ちている(ように思う)。
どちらにしても、
すでに過去に誰かが調べて文章や図像などにしメディア(文献やウェブなど)に載せたものしか調べられない(調査対象にしない)
ことだ。すなわち「司書はみずからはメディア化されていない情報収集には出歩かない」のである。確かに司書は情報調査員ではないかもしれない…が、もしそうであるならば、司書に変わる情報調査員が必要になる。特にその地域において日々の暮らしや仕事などに必要な情報であればあるほど、そうした調査力が求められるのではないだろうか。
「事務室から出てカウンターへ」などと言っているレベルではない。カウンターからフロアへ、フロアから館外へ、司書は街に出て自ら情報を集めてくるくらいが…ちょうどいいように思う。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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こんいちは~~またまたおもしろいお話をありがとうございます。
>確かに司書は情報調査員ではないかもしれない…が、もしそうであるならば、司書に変わる情報調査員が必要になる。
これは図書館が本の貸し出しに終始している限りは永久に解決できない、克服できない問題ですね。基本的な機能としての貸出しはあっていいのですが、情報収集力にたいするもっと先鋭な意識と力が求められているってこと、、なかなかわかってもらえないんです。
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> ひなこ さん
いつもありがとうございます。
情報収集においては、取材術やインタビュー、写真やビデオ撮影、録音などの素養が必要です。
情報発信においては、デクテーション(昔ならテープ起こし)、ライティング、編集、デザイン、印刷、映像編集、ウェブ製作などの素養がまた必要でして、それぞれ[プロ並み]の素養が必要なわけではないのですが、 versatile な素養が求められちゃいます。
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◎「崖の国物語」5巻(ISBN: 978-4591082287) では、「図書館司書学会」所属の「司書勲士」(未開の地でのフィールドワーク+論文執筆→図書館資料の充実)が活躍しますね。児童ファンタジーですが、「司書」+「冒険家」で面白い発想が出来そうです。 Like