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変革の世紀

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山中湖情報創造館のWebサイトから、蔵書の検索ができる。

「メディアリテラシー」について検索しているうちに、『変革の世紀』を見つけた。これは、NHKスペシャルで放映された内容を本にしたものだが、放送そのものは、直接見ていないだけに、これは読んでみよう!と思い、そのWebページからテストもかねて、Webページから予約してみた。

 この『変革の世紀』だが、当時のあいまいな記憶をたどれば、テレビ番組とWebサイト。そして視聴者からの投稿(とその連鎖による樹のイメージ)などがあったように思うが、本では、視聴者からの部分は収録されず、番組としての内容をテキストで定着させているものであった。実はこのことがとても重要だと感じている。テレビ放送は、言ってしまえば放送しっぱなし。再放送はあるものの、ビデオやDVDなどのパッケージになるものは、人気のあったテレビドラマくらいなもので、あとはたまたま誰かが録画していなければ、見る事はできない。それを本(文字や写真/図版を紙の上に定着したもの)になることは、ある形態を変えたアーカイブとも言える。

 最近では、同局の「プロジェクトX」シリーズが、テレビ放送/小説版/コミック版/ビデオ版/DVD版と、かなりメディアミックスとして展開しているが、ごくごく希少な事例である。

 さて、同書を読んでおもうのだが、最初は小さな個人の想いが、やがて大きなムーブメントとなって、時代を変えつつあるんだなぁ、と感じる。市民活動、NPO、知識や情報の共有とそれを支えているインターネットと様々なIT技術。同時多発的に世界のいたるところで、タケノコのように芽をだしている。
この山中湖情報創造館も、そのムーブメントのひとつとして位置づけられる。
山中湖村とNPO法人地域資料デジタル化研究会。そして館長以下現場のスタッフたち。図書館としてはまだまだよちよち歩きをはじめたばかりではあるが、毎日毎日ちょっとずつ成長しているなぁ、と感じるのである。

 今日は雨。
 あいにくの雨…というよりも、雨後の新緑が目にまぶしく映る季節なのである。

コメント

  1. takagi@札幌 より:

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     山中湖情報創造館、開館して1ヶ月ですね。楽しそうで何よりです。
     ちなみに研修室ってnetにつながるのでしょうか? Like

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