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「この先にある新聞のかたち」を妄想してみる【執筆途中】

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「本」と「雑誌」ついて自分なりに今の時点で考えていることを書き出してみたが、次は「新聞」についてだ。ネット上の多くの言説では、「新聞はいずれ消える」と予想されているみたいなのだが、僕は「新聞こそネットで蘇る」と思っている。ただ現状の「印刷された新聞紙を家に届ける」スタイルが存在している限り、復活への飛躍は望み薄である。

まずは結論から
電子新聞は、電子ペーパーによる電子新聞リーダー(電子ブックリーターと兼用)とデジタルサイネージで新しい局面を迎えると考えている。

■電子新聞の展開
 新聞紙面をそのまま電子化する。というよりも….テキストファイルとデジカメ写真で入稿し、レイアウトもDTP…それをわざわざ製版フィルムにし、輪転機にかけて新聞紙に印刷している工程そのものを見直しても良いんじゃない…なので、編集工程ではボーンデジタルなのだから、そのまま売ればいいのに…と、思う。

●地方紙、地域面の遠隔地からの購入
 電子新聞によって一番大きく変わるのは、「地方紙」あるいは「地域面」の取り扱いだ。東京に居ても海外に居ても、自分の故郷の出来事を[新聞で読める]のは嬉しい。購入者の市場拡大につながる。これは新聞の未開拓マーケットだ。

●購読者のストレージ内にデータベースができる
 電子新聞は購入者のストレージに保存される。PCや電子ブックリーダーの検索機能を使って、ストレージに保存したファイルの検索により定期購読者は保存している分の記事検索は可能となる。

●若干だと思うのだが….
 物理的な紙面や枚数の制約が解かれる。[紙面の都合上]がゆるくなる。

■デジタルサイネージへの[壁新聞]の展開
 電子新聞にとって最大の露出タイミングとして考えているのはこれ。
 駅構内や街角に、巨大なデジタルサイネージを設置し、そこに[壁新聞]を表示する。もちろんスクリーンセーバーのように、順次画面が変わるのだが、その場で読んで終わりでも良いし、続きが読みたければその場でWiFiで自分の電子新聞リーダーに[購入]すれば、電車の中でも読むことができる(この販売方法は、電子雑誌でも展開できそう)。

● デジタルサイネージへの[壁新聞]の展開で、注意すべきポイント
 従来の新聞のデザインに囚われないスタイルの新聞に登場してもらいたい。図書として「新聞のデザイン」に関するものは日本では出版されていないのだ(海外にはあるんだけどね)。

Best of Newspaper Design 29: The 2007 Creative Competition of the Society for News Design

Rockport Pub

●地上波デジタル放送での[壁新聞]の展開
 ひとつの可能性として妄想しているだけ。放送番組をみていないときに、スクリーンセーバーとして[壁新聞]が表示されてると面白いなぁ…なんてね。

●新聞社が自社の新聞だけを表示するデジタルサイネージのレンタル契約をする…とか。

●電子壁新聞の図書館への展開
 壁新聞として見る場を提供し、同時にWiFiで個人の電子新聞リーダー端末にダウンロード販売できるといいかも。

というわけで、電子雑誌と電子新聞、その他電子出版物の流通のひとつとして、どうやら[図書館]を位置づけることはできそうに思っています。Library Shop、Library CafeにてWiFi環境にあれば、個人の電子ブックリーダーにてダウンロード購入も可能となると、図書館の新たな可能性が見えてきそう。

【おまけ:「この先の新聞のかたち」とtwitter(ツィッター)】
 たぶん、twitterを積極的に使う新聞社とそうでない新聞社とで明暗が別れるような気がします。
 1)記者、取材先でのつぶやき
 1-1)フォロワーから、RT で「そこんとこ、もうちょっと突っ込んで聞いて!」とかが入ったりもします。
 2)デスクでのつぶやき
 3)割付工程でのつぶやき「あぁ〜一面差し替えだぁ!」
 4)印刷所でのつぶやき「第14版印刷なう」とか。
 5)輸送中のつぶやき
 6)販売所のつぶやき
 7)配達中のつぶやき
 とか。それぞれ人がキーボードからタイプしなくても、自動的に「つぶやく」仕組みを作っておいでもいい。新聞社の鼓動が聞こえるtwitterを実現できると、読者がファンになってくるのではないか…と、思うのです。

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