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CatchUpできない日本の公共図書館 part2

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ここ数日、ALA(アメリカ図書館協会)の活動に関心を持ってます。
(今月末のイベントの際には、何かをご披露できるかもしれません)

情報収集として、ALAの公式サイトもよいのですが、FlickrのALA利用もすごくおもしろいです。しかも、ひとつにとどまっていません。ぜひご覧ください。

Flickr上にあるALA関連
 ・ALA – The American Library Association (たぶん本家) pro (1365items)
 ・ALA staff (たぶんスタッフさんからの写真) pro (845items)
 ・ALA TechSource (たぶんイベント報告用) (199items)
 ・ALA Washington Office (たぶんワシントン事務所) pro (600items)
 ・ALAPIO (PIOって何だろう?) pro (24items)
 ・American Library Association Publishing (たぶん出版局) pro (370items)
 ・americanlibraries (たぶん機関誌「american Libraries」) pro (218items)

さらに探せば、スタッフの方個人のFlickrサイトがあるかもしれませんが、ざっと見ただけでもこれだけのFlickr利用があります。これらの写真を眺めているだけでも、ALAの活動やアメリカの図書館界の雰囲気が伝わってきます。米国の図書館でFlickrの利用が多いのもわかる気がします。大本の図書館協会がこれだけ利用しているんですからね。

さて、翻って我が国の図書館協会を見ると…なんとも寂しい限りです。
ALAの方が来日され日本の図書館を視察された時に、四半世紀前の図書館を見ているようで懐かしい…と言われたそうですが、日本の図書館よりも25年以上進んでいる米国の図書館(とそれをモデルとしているアジア近隣諸国の図書館)、米国の図書館よりも25年以上も遅れている日本の図書館。
たぶん、この格差は広がることはあっても、縮まることは難しいんじゃないか…と、思えるほど、日本の公共図書館は、こうした諸外国の図書館活動をキャッチ・アップできずにいる。

 たとえば、ALAでは11月15日を「図書館でゲームをする日」と制定しました。
 ・ALA provides free National Gaming Day @ your library activity ALA
 これは、日本の国立国会図書館のメールマガジンでも紹介されているのですが、こうした取り組みにチャレンジする日本の公共図書館はあるのかな(こっそりやってみようと思ってますけどね)。しかも米国の図書館で行うゲームをする日に使われるテレビゲームのほとんどは日本製だったりしますよ。

コメント

  1. go男 より:

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    ミュージアムはどうなんでしょうね?
    20年くらい前に、ボクはその頃のミュージアムがあまりにも閉じられているのに憤慨して? ドームという雑誌を作って、全国や国内外のミュージアムの、来館者サービスに関しての雑誌を作ったのですが。14年間で84冊。日本のミュージアムは、どこまで来館者や住民サービスができるようになっているかがわかりますが、しかし、まだまだ一部?のミュージアムに、この活動はとどまっている感じがしないでもありませんが。 Like

  2. SECRET: 0
    PASS:
    門外漢の僕が言うのもなんですが、「フィールドミュージアム」や「ハンズ・オン」というかたちで諸外国の事例をキャッチアップしているように思います。
    また金沢21世紀美術館や、ミュージアムの範囲を広げてみれば、旭山動物園などのようなフラッグシップなモデルがあることで、目標となる国内のモデルがあるように思います。そんな視点からすれば、図書館はまだまだですね。
    ただ、あえて言えることがあるとすれば、「図書館は日常、ミュージアムは非日常」的な感じがあります。
    僕が危機感を感じるのは、こうした危機感を現場の図書館が持っていないこと。なのかもしれません。また、OECD諸国だけでなく、近隣のアジアの国や地域も欧米の図書館をモデルとして立ち上がってきているので、日本の図書館が本当に井の中の蛙になってしまっていることなんです。 Like

  3. TsunaguNPO より:

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    せんだいメディアテークなどを取材したことがありましたが
    図書館の中で、音を出さない鬼ごっこ、なんかをしている
    グループがありました。まあ、お客さんに気づかれないようにあそんでいるわけですけどね。
    つなぐでも図書館を舞台にしたらいろいろできる気がするな。
    できることけっこうありますよね。丸山さんは館長なのだから
    なんでもできるでしょう? 笑 Like

  4. SECRET: 0
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    そうそう。せんだいメディアテークは、注目でしたね。
    しかしながら、
    「せんだいメディアテーク」と「仙台市立図書館」とはまったく別物であると伺っています。メディアテークの先進性を市立図書館が取り込めていない…むしろ、「あっちはあっち、こっちはこっち」的な様子だとか。
    館長とはいえ、教育委員会とNPO法人の二重管理の下ですので…なかなか難しいんですよ(ほんとうにやりたいことは、こっそりと実施していたりします…けど)。
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