インターネット(Googleなど)を使った情報の検索と、図書館などを使った情報の検索との大きな違いを、昨日のセミナーで知ることができました。
例えば旅に例えると、
・インターネットでの検索は、飛行機旅行みたいに、目的地にポーンと着くことができる。
・図書館などでの検索は、時には各駅停車、時には特急列車、歩いたり走ったり、周りの風景を楽しみながら、目的地を目指す
なにか、そんな感じを得る事ができました。知りたい事がはっきりしている場合には、インターネットはもちろん便利なんだけど、「それだけ感」で終わってしまうところもあります。もちろんネットサーフィンと称されるように、あるいはブラウザと称されるように、あっちこっちのサイトを見ながら…ということもありますが、「知りたいことに対して、検索して答えを見つける」という一連の行為は、目的地(知りたい事)がはっきりしている場合には、かなり有効ですね。
それに対して、図書館などを使いながらの検索は、目的地に向かう道中がおもしろい。疑問に対する回答にたどり着く過程で、実に様々な情報を得ながら、それによる自分自身の中に「知識の積み重ね」ができるようになります。その知識の積み重ねによって、最初の疑問に対して、さらに中身の濃い/内容の深い疑問点が生まれてきます。結果として、インターネットを使うのと同じ回答を得られたとしても、そこにはさらに「深い探求」が生まれているのです。
そして、レファレンスは誰もが身につけられる技術もさることながら、推理力やセンス、インスピレーションみたいな要素も実は大きかったりします。さながら名探偵みたいな感じ(お、これって僕が小学生時代になりたかった職業じゃないか…)。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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