少し古いカレントアウェアネスの記事。
・オープンソースの電子図書館ソフト“Greenstone”インストールマニュアル(カレントアウェアネス)
図書館における電子図書のダウンロードサービスをもって、「電子図書館」だ!と言っている事例もありますが、電子書籍はクラウド、ライセンス契約、契約終了とともにアクセスできない電子書籍…ということでは、図書館の機能である「収集・保存」ができない電子図書館が生まれてしまうだけである。
かといって、図書館が電子資料/デジタル資料を扱うためには、どのような「書架システム」が必要か…これはとても難しい課題。すでに複数の『デジタル・アセット・マネジメント(DAM)システム』が存在しているけど、OPAC以上のシステムを使った事がない現場、導入費用もばかにならない…ということで、躊躇しがちだ。
そこで、この Greenstone は、ユネスコの支援を受けてニュージーランドのWaikato大学が開発しているオープンソースの電子図書館ソフト。つまり無料で導入できるソフトウェアなのだ。
マニュアルの日本語化はすでに某機関で取り組んでいるらしい。
ちょっとした注目のシステムだと、僕は思うね!
【参照】
・Greenstone Digital Library Software
・Greenstone (software) Wikipedia
【用語解説】
・DAM (digital asset management) @IT情報マネジメント用語辞典
電子書籍に限らず、テキスト、ドキュメント、音声、画像、動画などのデジタルデータを資産として管理するシステム。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
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