やはり、敷居が高いのです。
市民ラジオ局も、市民テレビ局も、相応のスキルを持った人(キーパーソン)が近くに居なければ、なかなか最初のキックオフには至りません。
また、幸運にキックオフができたとしても、キーパーソンが離れてしまうと、残念ながらそれまでよ…と、なりがちなんです。
どうしても、市民ラジオ局も市民テレビ局も市民出版局も…いわゆるマスコミ・マスメディアのスタイルをモデルにしてしまいがちなので、実施している本人たちは[市民のためのメディアであってマスメディアではない]と意識していても、オーディエンスからみれば、マスメディアも市民メディアもひとつのチャンネルでしかない。それゆえに、同じモデルでのクォリティ比較になりがちです、残念ながら。
そこで僕は、もっと[素材]に近いものに目を向けて、敷居を低くし、本当の意味で誰もが気兼ねなく、伝えたいことを伝えられる場づくりが必要だと思っているのです。
そのために注目しているのが、「地域コンテンツ」です。ミニコミ紙のお店紹介の1店舗の記事だったり、情報番組のほんの1コーナーで伝えるような内容だったり…ここを伝えたい。それだけの[素材]に対して、地域コンテンツは手を伸ばしたいと思っているのです。
1枚の写真、数秒の動画、数行・数文字の言葉。メディアにするには労力が必要だけど、いまこれを伝えたいそのものずばりをコンテンツ化して、共有できる仕組みづくり。たぶんぼくが取り組むのは、そういうものなのだと思うのです。
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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井戸端会議の延長線上にあるものという感じでしょうか?意外と情報源はそこにありって気がしますよ。 Like
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膨大な情報になりますね・・・膨大すぎて,料理しないととても使えない代物になりそうな気配。笑 で,編集が必要。ということは各自がブログを持ち,勝手に編集して流しているブログが,すでにそれを実現しているということになりそうな。
それを束ねている,ヤフーやエクセルが・・・
そことどう違うのでしょう?
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市民メディアといえども、雑誌や番組として作るのはとっても骨が折れるのに比べ、ブログや写真共有サイト、動画共有サイトにアップするのは、とっても簡単なのです。そんなブログや写真や動画を素材として、もうちょっと苦労なく編集可能な状態にできるといいだろうなぁ…と、思っています。
Yahoo! は世界をカテゴリーに分類し、Googleは世界を検索可能にした。
そして次に登場するのは、自分で世界を編集できること…そんなサービスなんじゃないか…って。
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いつのまにか、市民のやりとりが「溢れてくる」、それが一覧化され、必要に応じコンテキストに応じて「編集」されるような仕組みが重要なんですよね。
その編集も、唯一人ではなく、いろんな人がいろんな形で編集するってことですねぇ。
地域ブログポータルって、そうした可能性はあると思うけど Like
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> kawai_takayoshi さん
コメントありがとうございます。
地域の図書館がもうちょっと市民のやりとりに対する情報的受け皿になれば…とは思うのですが、なかなか「本」の枠から出られないようです。地域コンテンツのための拠点づくり(ハードでも、ソフトでも、ウェブサイト/ウェブサービスでも)は、そんな「編集場」なんだと思います。
地域ブログポータルがどんなものかはわかりませんが、ポータルという言葉がもともと出入口(ポート:港)なので、ボクとしてはちょっと違うようなものを考えているのです。
いろいろな地域コンテンツを、いろいろな人が、いろいろな組み合わせで編集でき、その成果もまた誰かに提供するコンテンツとなる…そんな「編集場」としてのウェブサイト…かなぁ。
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