(現在2008.06.14 08:51)
さきほど、東北で大きな地震があった。
テレビをみていたら、「緊急地震情報」が流れ、アナウンサーはその情報を読み上げた。東北地方を震源地とする地震を伝え始めたころに、我が家でもゆっくりと揺れ始めた。
地震にはいわゆるP波、S波がある。まっさきに伝わるP波をうけて、その後に大きな揺れが来る前に、緊急地震情報を伝え、ほんのわずかな時間であっても地震に対する構えができる時間ができる。
テレビやラジオといった、電波は光の早さで伝わるので、ほぼリアルタイムでの報道になる。電波時計が正確なのは、光の早さで伝わる電波を利用しているためだ。
ただこれが、デジタル放送となるとこういうわけにはいかない。
ご存知だと思うが、デジタル放送になると[時刻表示]はなくなる。デコードのために若干のタメ(貯め)を作って再生するためだ。家電量販店などで、同じ番組がアナログとデジタルで時間的ズレがあるのはそのためだ。
さて、
2011年7月24日はアナログ放送が終了となる。この日から僕たちは世界の出来事を時間差をもってみることになる。
そうなると[地デジ時代の緊急地震情報は大きな揺れが来てからの再生になる]
テレビやラジオがデジタルになることを否定はしないが、リアルタイムで伝えられるアナログ放送が失われるのは…果たしてよいことなのだろうか?
平日は山中湖村の森の中にある図書館 山中湖情報創造館に、週末は清里高原の廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースもある 八ヶ岳コモンズにいます。「わたしをかなえる居場所づくり」をイメージしながら、テレワークに加えて動画撮影やネット副業などにもチャレンジできる図書館/コワーキングスペースづくりに取り組んでいます。
コメント
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なかなか鋭い分析でありますな。 Like
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> 暁天 さん
コメントありがとうございます。
お元気ですか?
デジタル放送やワンセグ放送では、もうすでに時間差が発生してます。
将来的には、コンピュータなどの高速化によって、エンコード/デコードが早くなるとは思いますけどね。
それにしても、事件や事故が発生すると同時に、ワーッと関心が集中する姿は、ケガをしたときに血小板がいっきに集まってカサブタを作るような姿に似ているように思います。社会病理的にみると、事件事故等に対して、関心を集中させることで早期に回復させようという見えない力が働いているように感じます。
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