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児童奉仕

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図書館業界用語で、子ども対象のサービスのことを“児童奉仕”と呼ぶ。たぶん、Children’s Serviceの訳なのだろうが、Serviceを奉仕と訳してしまうのは…どうなんだろうか?と、常々思っている。「奉仕」という言葉の守備範囲と、「Service」という言葉の守備範囲は、重なっているところも大きいことは理解するのですが、お互いの重ならないニュアンスの方が気になります。

さて、県内の公共図書館の集まりの中で、その児童奉仕担当者の集まり(年次総会)がありましたので参加しました。昨年度の事業報告や今年度の事業計画、各館の自己紹介などがありました。

その後、一般の方も参加できる講演会が開催され、波木井やよい先生による「〜子どもと本の出会いのために〜 『読みきかせのすすめ」が開催され、およそ2時間のお話と質疑応答がありました。

読みきかせボランティア入門
/ 国土社
スコア選択: ★★

読みきかせのすすめ―子どもと本の出会いのために
波木井 やよい / / 国土社
スコア選択: ★★

質疑応答の際に、ヤングアダルトを対象とした本との出会いに関する質問がありましたが、ブックトークを進めていました。また、紙芝居についての質問では、波木井さんご自身が街頭紙芝居で育っている話や、活動弁士が紙芝居屋さんになっていった当時の様子などをお話いただき、とっても有意義でした。波木井さんご自身は「紙芝居」もお好きだということでしたが、絵本の読みきかせと紙芝居は、多くの図書館業界の方々と同じように、まったく別の物であるというお考えをお持ちでした。

僕自身は、「紙芝居(紙+芝居)」であるとか「絵本(絵+本)」であることに、どれだけこだわる必要があるのか、ちょっとばかり疑問を持っています。メディアの形態に左右されてしまうことも…ちょっとどうかなぁ〜って。

それにしても、「活動弁士」も「紙芝居」も、まったくの日本独自の文化であることを考えると、公共図書館としても何か継承するための仕組みが欲しいところですね。

お役目
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